幸子も紅白で歌ったボカロ曲「千本桜」!メディアを飛び越える超名曲を徹底紹介

2016年02月08日鈴木 直人

小説・ゲーム・コスプレ……メディアミックスにも注目!

「千本桜」は音楽という枠にとらわれず、様々なメディアミックス展開を見せています

2013年春、オリコン文芸部門の1位に輝いたのは小説『千本桜』でした。「大正」の年号がいまだに続く西暦2011年が舞台で、オリジナル曲の世界観を踏襲した幻想怪奇譚となっています(既刊4巻、コミック展開も)。

2013年3月にはニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』が公演され、連日立ち見が出る大盛況だったとか。以下はホリプロから配信されている初音未来役・AKB48の石田晴香さんの舞台挨拶時の動画です。

「初音ミク -Project DIVA- f」や「太鼓の達人」などのリズムゲームにも多用されているほか、「千本桜」に登場するボーカロイドたちのコスプレなども盛んに行われています。

ボカロ曲は「カゲロウデイズ」(じん(自然の敵P)さんが制作した一連のボカロ曲群)を始め、様々なメディアミックスがされる中で作品世界が無際限に広がっていくのも魅力の1つですね。様々な「千本桜」作品に触れることで、自分の中の「千本桜」が出来上がっていく楽しみがあるのです。

ちょっと真面目に「千本桜」を考察してみる

2007年に初音ミクが誕生し、一躍ニコニコ動画内で人気を勝ち取った「ボカロ曲」。それからすでに9年近くが経ちますが、未だに「ボカロ曲=オタクのもの」というイメージは根強いと思います。

しかし今回日本の演歌界のトップに君臨する小林幸子さんが、日本の音楽番組の最高峰『NHK紅白歌合戦』でボカロ曲「千本桜」を歌ったという事実は、「ボカロ曲=オタクのもの」という思い込みを突き崩す一手になったと言えるのではないでしょうか。

2014年にはロックバンド・BUMP OF CHICKENが「ray feat. HATSUNE MIKU」を発表するなど、「ボカロ曲」と「人間が歌う曲」の垣根は徐々に低くなってきています

筆者自身「千本桜」や他のボカロ曲を聴くにつれ、自分の中の垣根がなくなってきているのを実感しています。「良いものは良い。人間が歌っているか、ボカロが歌っているかは関係ない」誰もがそう言える時代は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。

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鈴木 直人
Writer鈴木 直人
フリーのウェブライター。ファッションやサブカル、ビジネス、自己啓発など守備範囲は広い。非リアでぼっちだが、そんな自分をこの上なく愛している。