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息もつかせぬ速度で餅をつく名人と、目にも留まらぬ速さでバケツを叩くドラマー。両者がまるでジャズのセッションをするかのようにコラボしている動画をご存知でしょうか。この動画を見ればきっとあなたは「なんかもう凄すぎてウケる!」と不思議な気持ちになることうけあいです!

高速餅つき名人meets凄腕バケツドラマー!

あまりにも速い餅つきと、あまりにも速いドラムが出会ったら、そこに何が生まれるのか。そんな疑問に対するひとつの答えを出してくれる動画があります。

それが今回紹介する、奈良県でよもぎ餅を販売する中谷堂さんと、オーストラリア出身のドラマーGordo(ゴード)さんです。

高速餅つきと神業ドラムがまさかのコラボレーション

こちらが2017年12月21日に公開された、中谷堂さんとゴードさんのコラボ動画です。

たった1分半ほどの短い動画なのですが、見ている間は思わず息を止めてしまうほどの濃厚な1分半となっています。

最初は比較的ゆっくりのリズム。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ptySmmk26cg

冒頭は比較的ゆっくりめのリズムでのセッション。「ハイ!ハイ!ハイ!」という威勢のいい掛け声と、小気味のいいバケツドラムの音に、思わず体が揺れます。

小休止を挟んだ後、一気にテンポアップ!

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ptySmmk26cg

しかしひとたび小休止を挟んだかと思うと、餅つき名人の速度が一気に加速!それに合わせてゴートさんのドラムのビートも加速していきます。そこからは瞬き厳禁の神速コラボです。

テンポアップした掛け声と息もつかせぬ餅つきの動き、そしてバケツドラムの音が融合していきます。

中谷堂主人の中谷充男さん。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ptySmmk26cg

こちらは中谷堂のご主人、中谷充男さん。

高速餅つきは単なるパフォーマンスではなく、このつき方をすると、柔らかくてよく伸びる、でもコシのある美味しいお餅ができるから採用しているのだそうです。充男さんの出身地である奈良県上北山村の伝統的な手法なのだとか。

オーストラリア出身の青年ドラマー、ゴートさん。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ptySmmk26cg

対するゴートさんは、YouTubeを通じて世界的に有名になった「バケツドラマー」です。

観客が撮影した演奏動画の再生回数はなんと1億回以上。自身の広告収入にはなっていないそうですが、動画を通じてパフォーマンスの依頼を受けることも増えたのだとか。

パフォーマンス後の一幕。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ptySmmk26cg

拍手喝采で終わった餅つき×バケツドラムのパフォーマンス。その後のインタビューで充男さんは「終わりたくなかったくらいバッチリやった」とコラボの充実感を語っています。

本来なら出会うはずのない両者がこうしてコラボしたのは、見て聴く側にとっても演奏する側にとっても刺激的な時間でした。

単純に感動する人もいれば、「いいサンプルだ!」というトラックメイキングを趣味にしている人の声も(笑)こんな斬新な組み合わせ、他では見られませんよね。素晴らしい企画です。

え?これスマホで撮ってたの?

出典:https://www.youtube.com/watch?v=ptySmmk26cg

餅つきとドラムのコラボも驚きですが、もうひとつ驚きなのが、この動画を撮影していたのがスマホだったということです。

てっきりかなり良いカメラだと思ってました……。だってこれだけの速い動きをこれだけはっきり動画で撮れるスマホがあるなんて、思いもしませんよ!

LG V30 vs. $50,000 RED Weapon – Replicating the Walter Mitty Longboard Scene

こちらは、このスマホの同じシリーズ「V30」と、5万ドルするREDカメラ「Red Weapon」を比較している動画です。

超軽量なうえに動画の遜色もあまりありません。とっさに動画を撮りたいときに、このレベルの動画が撮れたら、思い出も3倍増しで残せます。欲しすぎか……。

バケツなのに超ロック!神業動画をとくとみよ!

筆者の物欲はさておき、先ほど動画に登場したゴードさんのプレイをもう少し見てみたいと思いませんか?コラボ動画でも十分高速でしたが、ソロになるともっともっと速くなるんです!

One Bucket

こちらは2017年4月19日に投稿され、2018年1月20日現在510万回以上再生されている動画です。

ストリートにバケツだけを持ち込んで、おもむろに叩きはじめるゴードさん。たったひとつのバケツなのに、音色が自在に変わるなんてかっこよすぎます。

少し浮かせて音色を変えている。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=A9DJjQsIBcM

叩く場所を変えるだけでなく、よく見ると足でバケツを片方だけ浮かせて音色に変化を加えています。シンプルなバケツドラムだからこそ、こうした工夫があるんですね。

Busking in 2017!

こちらは2017年3月22日に投稿され、現在137万回以上再生されている動画。この動画では複数のバケツを使い分けて、さらに複雑な音を出しています。

その演奏はもはやドラムの劣化版などではなく、「バケツドラム」というひとつのジャンルを確立しています。

ドラムの数や置き方で音数を増やす。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=f1qoXjiHOjI

重ねるドラムの数を変えたり、バケツの口を上に向けてサイドをなぞって音を出したり、ここでも工夫が光ります。

ゴードさんはリズム感もドラミングも凄まじいのですが、こうした創意工夫にも才能が垣間見えます。

バケツでこのような音を出すには、なかなか一筋縄ではいかないようです。一度は生で聴きたい、癖になる演奏ですよね。

「ビート」は文化も海もジャンルも超える

日本の奈良県上北山村の伝統的な神業餅つき名人と、オーストラリアの20代の神業ドラマー。

時代も文化も、なんなら北半球と南半球で見える空も違う両者でも、「ビート」さえ合えば一瞬でセッションしてしまえます。音楽、音、リズムの大きな魅力です。

餅つき名人とバケツドラマーが出会うと、美味しいよもぎ餅が出来上がる。

出典:https://youtu.be/ptySmmk26cg

冒頭で「あまりにも速い餅つきと、あまりにも速いドラムが出会ったら、そこに何が生まれるのか」と書きました。その答えは実は動画の中で出ていました。

そう、「美味しいよもぎ餅」ができるんです。……お後がよろしいようで!