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2017年も終わりが近づき、ついに下半期のボカロ人気曲を紹介する時期がやってきました。今回も上半期と同じく再生回数に着目してランキング形式で10曲のボカロ曲を紹介。また投稿のタイミング次第ではランクインしていたかもしれない、12月投稿の注目曲も紹介します。

2017年下半期、どんなボカロ曲が流行った?

2017年の1月から6月までの人気曲をまとめた「【2017年上半期】今流行ってるボカロランキングベスト10!」から早くも半年が経ちました。今回は2017年7月1日から12月25日までの下半期で、多くの人たちから人気を獲得したボカロ曲を紹介します。

下半期のスタートダッシュを切ったのは、皮肉めいた独特の世界観と電子感の強いボカロの調声で人気を集めるピノキオPさん「アップルドットコム」でした。こちらの楽曲は7月1日に投稿されて、現在30万回を超える殿堂入り曲となっています。

2017年で印象的なのは、VOCALOIDのflowerちゃんがすっかり人気ボカロ曲の常連になったことですね。これはぬゆりさんバルーンさんの功績と言っても良さそうです。さて2017年下半期のトップ10はどんな曲が並んでいるでしょうか?

2017年下半期人気ボカロ曲トップ10!

以下では2017年12月25日時点で再生回数が多い10曲のボカロ曲をカウントダウン形式で紹介していきます。王道のポップな曲が多い傾向にあった上半期に比べ、下半期は癖の強い、ややダウナーな楽曲が多い傾向が見られました。さてあなたのお気に入り曲は何曲ランクインしているでしょうか?

【初音ミク】 ダーリン 【オリジナル】

2017年下半期第10位は、ヘビメタやラウドロックとボカロとの融合に定評のあるMARETUさんの「ダーリン」です。9月29日に投稿されて、現在約42万回再生されています。文字化けしたテロップが延々と流れるMVが特徴的な楽曲です。

メロディや音作り自体は比較的可愛い雰囲気になっていて、最初は「あれ?MARETUさん作風変えた?」と思わされる人も多いかもしれません。しかし聴き進めていくと歌詞がしっかりMARETUさんですし、音作りもラウドロックがチラチラと顔を覗かせています。

MV『快晴』Orangestar feat.IA

2017年下半期第9位は、人気ボカロPorangestarさんの「快晴」です。8月31日に投稿されて、現在約45万回再生されています。夏の終わりにふさわしいMVとメロディ、歌詞が爽やかで気持ち良い一曲です。

「青春」とか「あの夏」とか、そういった甘酸っぱくて少し涙腺が緩む空気がこの曲には満ち満ちています。聴いて気持ちよし、歌って気持ちよし。安定感のあるorangestarさんらしい楽曲となっています。

【初音ミク】 うみなおし 【オリジナル】

2017年下半期第8位はMARETUさんの「うみなおし」です。8月25日に投稿されたこの曲は現在約57万回再生されています。発音のきれいな語り部分の調声と、悲観と楽観の混ざり合った歌詞が特徴的な楽曲です。

あまりにもこの曲にハマりすぎて、現実の踏切音と楽曲冒頭の踏切音が混ざってしまう人も多い様子。それくらい何度でも聴きたくなる、中毒性のある一曲です。

命ばっかり / Flower・結月ゆかり

2017年下半期第7位は以前ドーラでも取り上げたEveさんの「ドラマツルギー」。この完成度の高い楽曲を押さえて第6位を手にしたのが、「命ばっかり」。flowerちゃんの伝道師ぬゆりさんが、flowerちゃんに合わせてVOICEROIDの結月ゆかりちゃんを使って作った楽曲です。8月4日に投稿されて、現在約64万回再生されています。

疾走感のあるぬゆりさんの作曲や、キャッチーながらも切ない作詞も素晴らしいのですが、くらげPさんが担当したギターや、安定の世界観を持つアボガド6さんのMVも抜群です。まさに最強のタッグといえます。

[MV] 病名は愛だった / Neru & z’5 feat. 鏡音リン & 鏡音レン

2017年下半期5位は「脱法ロック」で知られるNeruさんの「病名は愛だった」です。9月17日に投稿され、現在約64万回再生されています。再生回数こそ「命ばっかり」と同じですが、マイリスト登録数でわずかに「病名は愛だった」に軍配が上がりました。

人間にはできないボカロならではの発声や、HIPHOPを想起させる心地のいいメロディライン。さすがはヒットメーカーNeruさんの楽曲です。それにしてもこれと「い~やい~やい~や」を作っている人が同じとは、にわかには信じがたいですね……。引き出しどんだけ持ってんだ?

『テオ』 / 初音ミク

2017年第4位はシンセサイザーの魔術師デュオ「Omoi」の「テオ」。7月8日に投稿されて、現在約81万回再生されています。Omoi一流のシンセサイザー使いが、耳から脳までを一気に浄化してくれる名曲です。

派手なのにうるさくならない編曲はもちろん、「テオ」の魅力は詞にもあります。ミクちゃんがきれいな高音で歌い上げる「不屈の歌」、それがこの楽曲です。聴いているだけで元気が湧いてくること間違いなしです。

【初音ミク】ヒバナ【オリジナル曲】

2017年下半期第3位はミリオンメーカーDECO*27さんの「ヒバナ」。8月4日に投稿され、現在約128万回再生されています。投稿から半年を待たずしてミリオンを軽く超えているあたり、さすがDECO*27さんですね。

中毒性抜群のメロディに妥協のない音作り。まさに「THE DECO*27スタンダード」にしてVOVAROCKの王道とでもいうべき楽曲に仕上がっています。バケモノ級の人気曲「ゴーストルール」を彷彿とさせる名曲です。

wowaka『アンノウン・マザーグース』feat. 初音ミク

2017年下半期第2位は、ニコニコ動画界の古参ボカロPとして知られるwowakaさんの「アンノウン・マザーグース」。8月22日に投稿されて、現在約130万回再生されています。初音ミクという歌姫の声を見事に生かす歌詞と楽曲はボカロファン必聴です。

この曲は300万回再生超えの「アンハッピーリフレイン」、700万回再生声の「ワールズエンド・ダンスホール」など超ド級のヒット作ばかりを生み出してきたwowakaさんにしか出せない一曲といえるでしょう。

7月21日に投稿され、下半期第1位に輝いた米津玄師ことハチさんの「砂の惑星」355万回には届きませんでしたが、「アンノウン・マザーグース」もまた伝説的な名曲として語り継がれることでしょう。

ミリオン予備軍?年末に投稿された注目曲ベスト3

さてあなたのお気に入りの曲は、いったい何曲トップ10入りしていましたか?続いては12月に投稿されたために再生回数こそまだまだなものの、ミリオン予備軍かもしれない期待の楽曲を3曲紹介していきます。

1曲目はOmoiの「君が飛び降りるのなら」。2日に投稿されて、現在約17万回再生されています。聴くだけで元気が出てくるネガティブなんだかポジティブなんだかわからない歌詞と、ドラムの音が効いているロック色の強い楽曲になっています。

おどれ!VRダンス! / 音街ウナ

2曲目はくらげPさんが15日に投稿した「おどれ!VRダンス!」です。投稿から10日足らずで殿堂入りを果たしており、この調子で行けばまだまだ伸びていくはずです。軽快なロックサウンドに、癖になるウナちゃんの歌声がぴったり合っています。

【ルカミクグミIAリン】KILLER B【オリジナルMV/梅とら】

3曲目は「威風堂々」や「虎視眈々」を代表曲とするボカロP梅とらさんの「KILLER B」です。21日に投稿されて、たった4日で8.5万回再生されています。スマホゲーム「#コンパス」のキャラであるマリア=S=レオンブルクのテーマソングで、めちゃくちゃにかっこいい一曲になっています。

年末年始はボカロ曲三昧

ミリオンが1曲だった上半期に比べて、下半期は3曲と比較的豊作だったといえるでしょう。しかもそのうち1位の「砂の惑星」は355万回とすでに記録的な再生回数を誇っています。来年のボカロシーンからも目が離せません。

年末年始の時間を利用して、たっぷり2017年のボカロ曲を聴き直すなんて贅沢な過ごし方もいいですね。それではみなさん、よいボカロライフを!