アニソンカバーが超上手い外国人「PelleK」とは?
ハイクオリティなアニソンカバーで日本のみならず全世界から人気を集めているYouTuber・PelleK(ペイルケイ)さん。ここではその魅力的な歌声が聴ける動画とともに、彼の仕事=稼ぎ方についても紹介します。
🌅🐶😄 pic.twitter.com/t1S3KP9V7d
— PelleK (@imPelleK) 2016年11月15日
PelleKさんはYouTubeで活躍中のノルウェー人のミュージシャンです。2011年に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は193万人以上、総視聴回数は2億6,965万回超と凄まじい人気を誇っています。
TOKYO GHOUL – UNRAVEL (Cover) 東京喰種-トーキョーグール- Op
代表的なアニソンカバーがこちら。曲はアニメ『東京喰種トーキョーグール』のオープニングで、人気ロックバンド「凛として時雨」が歌う「UNRAVEL」。

出典:https://youtu.be/SAUNie6r354
2017年1月19日現在で1,500万回以上再生されているモンスター動画です。
かっこよすぎる。unravelこんなにうまく歌える人いるのかっwhttps://t.co/ggAllJSD5U
— キョン♡夢衣式☞病み憑期☜✡*。゚ (@kyonkun11) 2017年1月12日
TOKYO GHOUL – UNRAVEL (Cover) 東京喰種-トーキョーグール- Op https://t.co/oqwRyzOX1k @YouTubeさんから ミックスボイス上手だしほんとは日本人じゃないですか?(笑)
— kozu▶FACT 1/29 (@LV_666_sid) 2016年9月5日
この曲をカバーしている人は決して少なくはありませんが、これほどまでのクオリティの動画は滅多にありません。あまりの上手さに息をするのを忘れてしまうほどです。
ノルウェー人なのに日本語も上手いので、「歌はすごいけど日本語がな……」となることもありません!まさに死角なし、恐るべし。
アニソンのカバーとか出してる
ノルウェー人のPelleKさん
オリジナル聴いたけど
めっちゃカッコイイ!
マイナーらしいけど
日本にCDあるんかな?— Ko≠Hey (@rain091114) 2015年3月16日
QANTICEのボーカルってPelleKだったのか。これはCD欲しくなってきたぞ・・・
— チャハ゜ (@C_M_I_V_0627) 2014年4月19日
実はこのPelleKさん、フランスのメタルバンド「Qantice」のメインボーカルとしても活動していたプロ中のプロ。あの圧倒的なハイトーンボイスはメタル仕込みだったんです!どうりで上手いはずですね。
Today I covered "Paper Moon" from Soul Eater, one of my all time fav songs ^_^ https://t.co/Ugj7sGMEYX pic.twitter.com/iWbj7VDEqc
— PelleK (@imPelleK) 2016年12月27日
日本のアニソン以外にもディズニーや各国アーティストの楽曲をメタル調にカバーするなど引き出しは豊富。チャンネル概要欄によれば13カ国の言語を使い、カバーした曲の数は400曲に上ります!しかも、そのどれもが超・ハイクオリティです。
PelleKさんの「稼ぎ方」が面白い!
メタルアーティストとして活動中は世界中を飛び回ってライブをしていたPelleKさんですが、今はYouTubeを活動の中心にしています。それはまだ日本ではメジャーではない、しかし今後メジャーになってきそうな「稼ぎ方」があったからです。

出典:https://www.patreon.com/pellekofficial
その一つがこの「patreon」というクリエイター向けサービスです。このサービスではクリエイターが自ら金額を設定し、それらに応じて特典を用意します。「パトロン」と呼ばれるユーザーがこれを購入し支援すると、クリエイターの活動資金になるという仕組みです。
Im supporting @imPelleK PelleK @Patreon https://t.co/n05G6ycDaK
Pellekさん声すごい
— em (@oste_em) 2015年6月13日
This video inspired me to become a Patreon of PelleK plus the 4 signed CDs I have of PelleK which are amazing https://t.co/GAVZMX73ca
— paul evens (@paulevens5) 2016年1月3日
PelleKさんのpatreonのサイトには世界中から多くのファンが集い、彼の活動を支えています。現時点でPelleKさんはYouTubeに動画を1本投稿するたび、654ドル(約7万5,000円)の収入が得られるようになっています。
残念ながら、このサービスはまだ日本語には対応していません。こうしたクリエイターのあり方が日本でも広まっていけば活躍の層はグングン広がっていくのではないでしょうか。
PelleKが歌ってるUnravelとかiTunesで買えるのかよ
— フラ (@flactok5d3) 2016年6月30日
PelleKさんは他にもiTunesやGoogle Play、Amazonなどでカバーソングをダウンロード販売しており、収入の間口を広げています。
もちろんYouTubeの動画にも広告があるので、そこからの収入もあります。彼は1から10までYouTubeを中心に据えて稼いでいる正真正銘の「YouTuber」なのです。
アニメファン騒然!PelleKのアニソンカバー3選
続いては、そんなYouTubeにおけるアニソンカバーのプロ・PelleKさんによる本気の動画を3本紹介します。最も再生されているのは先ほどの「UNRAVEL」ですが、他にも名カバーはうなるほどあります。
PARASYTE (OPENING 1) – LET ME HEAR (Cover) 寄生獣 セイの格率 Op
1本目はアニメ『寄生獣 セイの格率』のオープニングで、神戸発祥のバンド「Fear, and Loathing in Las Vegas」の楽曲「LET ME HEAR」のカバーです。

出典:https://youtu.be/2TF-tQVxqVc
オリジナルが英詞であること、ややメタルテイストの強いこと、この二つを備えたこの曲はPelleKさんのボーカルとの相性が良すぎます。45秒ごろから入るデスボイスコーラスは、さすがメタルバンドのボーカルと言わざるを得ません!
PelleKの寄生獣やべぇww
— いーぐる (@eagleguns) 2014年12月19日
pellekさんの寄生獣-PARASYTE-はオリジナル越えしちゃってる気が…オリジナルアルバム買いかな?
— kitasoft (@kitasoft) 2015年5月8日
「本家超えでは!?」と思う人がいるのも無理はありません。だって、本当にそれくらいレベルが高いから!この動画は世界中の人に観られた結果、現在280万回以上再生され、5万以上の高評価がついています。
[PV]Let Me Hear/Fear, and Loathing in Las Vegas
ちなみに、こちらがオリジナルの公式PVです。こうして聴き比べてみると、確かにPelleKさんもボーカルだけなら負けていません。

出典:https://youtu.be/D-SQqppuGvc
しかしメタルだけでなく、ダンスミュージックなどあらゆるジャンルを巧みに混ぜ込んだオリジナルの楽曲は、間違いなく唯一無二のものとなっています。PelleKさんのカバーもオリジナルも、どっちもすごい!
ONE-PUNCH MAN – THE HERO (FULL) ワンパンマン Opening
2本目に紹介するのはアニメ『ワンパンマン』のオープニング「THE HERO」のカバーです。

出典:https://youtu.be/-uMYSO0eW4Q
本家は影山ヒロノブさんなどアニソンの大御所が手を組んだ最強ユニット「JAM Project」ですが、PelleKさんはこれに遜色のないほどのレベルに仕上げています。
ONE-PUNCH MAN – THE HERO (FULL) ワンパンマン Opening https://t.co/kQEwAr5MSh
さすがPelleK。かっこいい。そして凄まじい。
— 石坂奈@カレーマン (@gyokuto666) 2016年1月2日
まさに「凄まじい」の表現がぴったりのボーカルです。特にラストのシャウトはPelleKさんの真骨頂で、開いた口が塞がらなくなるほどの迫力。
PelleKさんのコーラスはもちろん、アレンジで録音されているギターやドラムなどの演奏も抜群にアガります!この動画は340万回近く再生され、7万以上の高評価がついています。当然の結果と言わざるを得ません。
[Official Video] JAM Project – THE HERO !! – “One Punch Man” Opening Theme ワンパンマン
こちらはJAM Projectのオフィシャルビデオ。もちろん好き嫌いはあると思いますが、筆者はこちらもやはり抜群にカッコいいと思います。

出典:https://youtu.be/QImBolnTVH8
アニソン界のレジェンドが力を合わせているだけあって、魂がこれでもかっていうほど込められているんです。シビれるぜ!
NEON GENESIS EVANGELION (OPENING) – A CRUEL ANGEL’S THESIS (Cover) 新世紀エヴァンゲリオン Op
3本目に紹介するのは伝説的アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング「残酷な天使のテーゼ」のカバーです。オリジナルは歌手の高橋洋子さん。声優や歌手などの数多くのカバーがある名曲中の名曲です。

出典:https://youtu.be/rt4zTczforY
PelleKさんはこの曲もばっちり仕上げています。多少の間違いはありますが、おおむね日本語の発音もきれいで違和感がほとんどありません。
pellekの残酷な天使のテーゼを聴いてると非常に心が昂ぶってくる
日本語がたまに怪しいところ以外は原曲と互角に戦えるかっこよさしてる
— ズップロになった代弁者 (@6ra9moman) 2014年12月10日
特に3分30秒ごろからラストのシャウトに至る流れは、今すぐエヴァンゲリオンに搭乗して戦闘に向かいたくなるほど気分が盛り上がります。「やっぱオリジナルだろ」と思う人もぜひ一度聴いてみてください。本当にこの人すごいんです。
Thundergod – Reverse Situation (Naruto Shippuden OST)
でもすごいのはPelleKさんだけではありません。こちらはPelleKさんの曲にギターとドラムで参加しているGisha Djordjevicさんが、アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のサウンドトラック「形勢逆転」をカバーしたもの。とんでもないクオリティです。

出典:https://youtu.be/-PY86NccMEI
なぜこんなことができるかというと、それは彼もメタル出身だから。Djordjevicさんはかつてセルビアのメタルバンド「Atlantida」のギタリストだったのです。そんな彼は現在演奏以外にもプロデューサーとしてPelleKさんを支えています。
超ハイクオリティなアニソンカバーを聴きたいならPelleK!
アニソンカバーをしている歌い手やアーティストは数多けれど、PelleKさんレベルのカバーが聴けることはほとんどありません。特にここで紹介したようなメタルテイストの強い楽曲になると、彼の右に出る者はもっと少なくなるでしょう。
Dickfuck. Gangsta mothafucka. What up! (Extra hardcore with the clothes and pink dog) pic.twitter.com/d6OiAmljJj
— PelleK (@imPelleK) 2016年11月29日
PelleKさんはアニソン以外にも様々なジャンルの楽曲をカバーしているほか、オリジナル曲もYouTubeに投稿しています。気になる人は是非聴いてみてください。また「応援したい!」と思った人は、patreonのページもぜひ覗いてみましょう。