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すぴ豊です。

7月12日(火)「ゴーストバスターズ」のマスコミ完成披露試写会にお邪魔してきました。今日は予定を変更して、この夏の話題作「ゴーストバスターズ」のレビューです!とてもチャーミングな映画!!

この試写会、どうしても行きたくて…というのも会場が東京の日劇だったのです。

僕にとって日劇が聖地の映画は2つあって、1つが「スター・ウォーズ」、そしてもう一つが「ゴーストバスターズ」でした。84年冬に「ゴーストバスターズ」の公開を心待ちにして日劇の初日に駆けつけた思い出があります。32年ぶりに新作が公開されるなんて!

そもそも「ゴーストバスターズ」とは?

ゴーストバスターズ
Photo by すぴ

ゴーストバスターズ」は、84年夏に全米で大ヒットし、日本ではその年の正月映画として公開されこれまた大ヒット、社会現象になった映画です。

この年のお正月映画は「グレムリン」「ゴジラ(84年版)」が公開され、この「ゴーストバスターズ」を加えて3G決戦(頭文字がみなGですからね)と興行界では言われていました。

ゴーストバスターズ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=w3ugHP-yZXw

お話は現代のNYに幽霊が出現するようになります。それを受け、心霊現象を研究するオタッキーな科学者3人が幽霊問題を解決する会社・ゴーストバスターズを立ち上げ、幽霊退治に乗り出します。

しかしこの幽霊多発現象には理由があって、古代の破壊神が蘇る前兆だったのです!ゴーストバスターズはNY、いや世界を守るため戦います……というストーリーにのっとったアクション・コメディです。

Photo by すぴ
Photo by すぴ

この「ゴーストバスターズ」のロゴ・マークはあまりにも有名ですね!そして「♪ゴーストバスターズ!」というノリのいいテーマ曲も大ヒットしました。

ちなみに、実はゴーストバスターズには、75年代に同名のTVドラマ・シリーズがあるのですが、84年の映画はこのタイトルだけ借りてストーリーは別物になっています。

ややこしいのですが、その後84年の映画「ゴーストバスターズ」をベースにした「リアル・ゴーストバスターズ」というアニメと、75年のTVドラマ・シリーズの「ゴーストバスターズ」をベースにした「ゴーストバスターズ」というアニメがほぼ同タイミングで放送されていたこともありました(混乱してしまいますね)。

Photo by すぴ
Photo by すぴ

さて、ゴーストバスターズはその後もずっと人々に愛されるキャラとなりました。サンディエゴ・コミコンとか行けば、必ずゴーストバスターズ隊のコスプレをしている人や、ファンが自前で作ったエクトⅠ(ゴーストバスターズの車)がいます。

マシュマロマン

出典:https://www.youtube.com/watch?v=drMsLpJSuvQ

「ゴーストバスターズ」のクライマックスで登場する巨大なマシュマロマンは、映画史における巨大怪獣を語る上でも忘れてはならない名キャラクターです。

2009年 シトロエン ゴーストバスターズCM

09年にはシトロエンが、このゴーストバスターズをモチーフにしたCMを作って話題を呼びました!

下馬評は失敗作?でも蓋をあけてみたら大傑作!

しかし、今回の新ゴーストバスターズについては個人的にすごく心配していたのです。というのも、アメリカでリリースされた予告編が不評だったらしく、この映画ももうダメ的な空気が漂っていたのですね。

GHOSTBUSTERS – Official Trailer (HD)

しかし!完成した映画はとても楽しく、僕個人としても『懐かしいからGOOD』なのではなく、むしろ84年に初めて「ゴーストバスターズ」を観た時の、あの新鮮さを再び味わわせてくれました!

そう、この「ゴーストバスターズ」は84年版の続編ではなく、完全なリメイク。なので決して、今までの作品とつながっている「スター・ウォーズ:フォースの覚醒」や「ジュラシック・ワールド」ではなく、「マッド・マックス:怒りのデスロード」的な新作なのです。

ゴーストバスターズ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=w3ugHP-yZXw

当初僕は、今回の新ゴーストバスターズは『あの84年版の「ゴーストバスターズ」を、劇中のお話の中で新しい世代が引き継ぐ話』と想像していました。しかしこの新作では、ゴーストバスターズを立ち上げるところから始まりました!これは僕の予想と大きく異なっていました。

でもそれは正解なのかもしれません。32年前のコンテンツのことを知らなくたって楽しめるわけですからね。

アクション、ドタバタ度はオリジナルを超える楽しさ!

僕は84年版の「ゴーストバスターズ」は大好きなのですが、今回のリメイク版の方がアクション、そしてコメディの部分が、よりエンタテインメントしていると思いました。

映画 『ゴーストバスターズ』予告 日本版

というのも、84年版はオタク(当時まだこのコトバはなかったんですけど)な科学者が幽霊現象を科学的=オタク的に説明する、というのが一番の面白味で、こういうオタクな会話と雰囲気を楽しむ映画。

またVFXの限界もあったのでしょうが、思っているほどゴーストたちとゴーストバスターズの派手な戦いの見せ場が用意されているわけではない。

ゴーストバスターズ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=AKiWgY3qs4E

今回のリメイク版は84年版の楽しさは残しつつも、会話のテンポとかすごくいいし、ベタなギャグもあるし、あとゴーストバスターズたちが対ゴーストの秘密兵器を使って暴れまくるというケレン味たっぷりのシーンが多いのです。

ゴーストバスターズ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=AKiWgY3qs4E

そう、84年版より活きが良いのかな。その理由は今回キャラをすべて女性にしたことなんですね!

決して美女軍団ではないのに愛してしまう!

今回の新「ゴーストバスターズ」は全員女性のチームという異色作!このオタク女子たちのガールズ・トーク(?)がこの映画のいいスパイスになっているのです。

映画 『ゴーストバスターズ』予告ラスボス登場編

とはいえ、前作が好きだった人のためにうれしいカメオがいっぱい!(ここはネタバレになるから書きません。そしてエンド・クレジット後のおまけシーンでは「おお!」と言ってしまうこと必至ですよ。だって続編には……)

ゴーストバスターズ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=FuHSCORFsmk

84年版「ゴーストバスターズ」ではマシュマロマン、89年の「ゴーストバスターズ2」では歩く自由の女神と巨大なキャラがクライマックスに登場しますが、今回もそのパターンは守られています。

果たしてそれらはどう出演するのか!?「なるほどこの手があったのか!」と納得するのでぜひ見てください(笑)。幽霊たちを3Dで観るのも楽しいですよ。

ゴーストバスターズ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=FuHSCORFsmk

普通、全員が女性という設定なら、例えばクロエちゃんとかエマ・ストーンとか、アン・ハサウェイとかわかりやすい美少女・美女をキャスティングしそうなものですが(笑)、今回の配役はみな個性派ぞろい。ありがちな恋バナ的エピソードも一切ない!

しかし観ているうちに本当に彼女たちが愛らしく素敵に見えてくるのです!

この夏、ぜひ映画館でラブリーな彼女たちと合コンしてあげてください!素晴らしいリメイクです!

トップ画像出典https://www.youtube.com/watch?v=drMsLpJSuvQ
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杉山すぴ豊
アメキャラ系ライターの肩書で、アメコミ映画についての啓蒙活動を雑誌・新聞・テレビ・ラジオ・WEB・イベントにて行う。幼少のころ歌舞伎座の舞台に立ち 映画「劇場版サラリーマンNEO(笑)」にも出演。「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」のタイトル考案者です。エマ・ストーン嬢に「あなた日本のスパイダーマンね」と言われ「バイオハザード:アポカリプス」のジル役のシエンナ・ギロリー様に「あなたがゾンビだったら私は助けてあげる」と言われたことが自慢(笑)