すぴ豊です。
今日は予定を変更して(笑)1月15日に突然予告編が解禁されて!2016年3月11日全米公開と発表された!ギーク騒然の話題のハリウッド最新作映画「10 Cloverfield Lane(10 クローバーフィールド レーン)」の話題をお届けします!!

あのバイラル・キャンペーンのお手本映画!「クローバーフィールド」の続編が、突然やってきた!

まずこの作品がなぜこんなにバズっているかというと、タイトルからもわかるとおり2008年に公開された衝撃作「クローバーフィールド/HAKAISHA」(以下「クローバーフィールド」と表記)の“続編”らしいからなのです!!!

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まず「クローバーフィールド/HAKAISHA」がどういう作品だったかというと、NYを突然巨大怪獣(たち)が襲います。その一夜の恐怖を若者たちの視点で描いた作品であり、主人公たちがその様子を一部始終録画していたビデオに写っていたのはこれだった、という構成で全編話が進んでいきます。

いわゆるフェイクドキュメンタリーものPOV手法=「Point of View Shot=主観ショット・・カメラの視点が登場人物側の視点」ものであり、この演出方法で作られた「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「パラノーマル・アクティビティ」とか「REC/レック」の怪獣映画版だと思ってください。そのときの予告編です。

この予告を見るとわかるとおり、日本への昇進転勤が決まった主人公を祝うパーティのときに巨大怪獣事件が起こり、そのときビデオを撮っていた人物がこのあとの展開をずっと記録していたという構成になります。

映画公開前の当時はこの予告編のみと、そのあとに“この映画の内容と関係がある”と称される映像クリップがいくつかリリースされました。

“日本企業タグルアト社の海上石油採掘基地が武装集団に襲われた、というニュースを世界のメディアが放送している”という体裁をとっています。この動画の7分55秒あたりから“日本でこの事件が放送されたバージョン”がでてきますので、ご覧ください。

またこのタグルアト社が発売しているという設定のソフトドリンク、SLUSHO!の>CMまでネットで流れていました。

謎にみちた予告編と、こうしたネット動画を使ったバイラル・キャンペーン(ネットでの口コミを意識したキャンペーン)で大きな話題となり、この映画「クローバーフィールド」は大ヒットしたのです。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のJ.J.エイブラムス仕掛けの怪獣映画の名作!それが「クローバーフィールド」だった

こうしたネット世代を意識した凝った仕掛け、および随所に出てくる“日本”という要素。

実はこの映画の仕掛け人は、TVドラマでは「LOST」を成功させ「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を成功させたハリウッドの有名プロデューサー、J.J.エイブラムスでした。(前述のSLUSHO!というドリンクは、お遊び的にJ.J.エイブラムスのドラマや映画に“カメオ”的に出ることがあります)

クローバーフィールドは、2006年に彼が「ミッション・インポッシブル3」で来日した際、原宿のキディランドで見かけたゴジラの人形に着想を得たそうです。だから日本へのリスペクトがある。日本だけ、副題はHAKAISHA=破壊者にしてくれ、というのもエイブラムスの指示だったそうです。

ちなみに予告編は、マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」のときにアタッチされました。「トランスフォーマー」も日本のおもちゃが原作ですからこれもまた一つの縁ですね。

監督は後に「モールス」「猿の惑星:新世紀」を監督するマット・リーヴス、脚本は僕の好きな「キャビン」やNetFlix版「デアデビル」最近では「オデッセイ」を手掛けるドリュー・ゴダード。

この作品は、宣伝時のギミックが話題となり、そこだけが語れることも多いのですが、作品としても素晴らしい。怪獣の見せ方、撮り方は今までにない迫力と怖さがあるし、なによりもこういう事態になすすべもない、という主人公たちの無念・哀しさが伝わってくるのです。

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杉山すぴ豊
アメキャラ系ライターの肩書で、アメコミ映画についての啓蒙活動を雑誌・新聞・テレビ・ラジオ・WEB・イベントにて行う。幼少のころ歌舞伎座の舞台に立ち 映画「劇場版サラリーマンNEO(笑)」にも出演。「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」のタイトル考案者です。エマ・ストーン嬢に「あなた日本のスパイダーマンね」と言われ「バイオハザード:アポカリプス」のジル役のシエンナ・ギロリー様に「あなたがゾンビだったら私は助けてあげる」と言われたことが自慢(笑)