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日々膨大な楽曲が投稿される注目のボーカロイド界隈。多くのアマチュアクリエイターがボカロPとして活動するなか、ピノキオピー(ピノキオP)さんというボカロPは多彩で多才、異彩を放つクリエイターとして要注目。
「アイマイナちゃん」「どうしてちゃん」といった独自のマスコットで知られ、夥しいヒット曲を連発する、ピノキオピーさんのオススメ楽曲やメジャーでの活動などをご紹介します。

ピノキオピーさんとは

ピノキオピー(ピノキオP)さんは、2009年ごろよりボカロ曲の発表を開始。作詞、作曲、編曲だけではなく、動画に使われているイラストまで手掛ける多才なボカロPです。

名前の由来

ピノキオピーというお名前は、初めて投稿した楽曲が「ハナウタ」という曲で、そこにピノキオピーさんご自身が書かれた絵が「鼻が大きな初音ミク」だった事に由来します。

インパクトのあるイラストに反して、切なくて可愛らしいラブソングとなっています。

なお、ボカロPとしては「ピノキオP」と名乗っておられます。

ピノキオピーのニコニコ動画での人気ぶり

ピノキオPの投稿したボーカロイド楽曲ですが、ミリオン達成曲(100万回以上再生)3曲(2015年12月現在)もあります。

ミリオン達成を果たした曲は腐れ外道とチョコレゐト」「ありふれたせかいせいふく」「すろぉもぉしょんがあり、その他にも数十曲が殿堂入り(10万再生以上再生)という凄まじい実績を誇っています。

作品の特徴

テーマ性に富んだ歌詞

ピノキオピーさんは作曲だけではなく様々な楽曲の作詞を行い、その独特の世界観を提示しています。



ミリオン再生を果たし、「ボーカロイド伝説入り」のタグがついたこの曲でも、ゴシップ好きな大衆を告発するような歌詞でありながら、『あなたもかい? そりゃ私もそうだよ』『やましさに生えたしっぽを 特別掴ませてあげる』という表現にピノキオピーさんの一筋縄ではいかない人間観が現れているように思います。

「腐れ外道」という直截的なものいいや、鋭利な音色、扇情的なリフ・メロディに作曲者の怒りに満ちたシニシズムが見えるようですが、これらも一種の「チョコレゐト」なのかも知れません。

ちなみに、動画につけられている「歌うPシリーズ」というタグは、本来作った楽曲をボーカロイドに歌わせている立場である楽曲制作者(ボカロP)が、ボカロではなく自分で歌っている動画に付けられるものです。

しかしこの曲においては、曲中で伏字的に用いられつつ間奏でソロを取る「ピー」の音が、「ボカロP」のP(ピー)の音をもじって“歌っている”と解釈してつけられています。

ハイテンションをぶちまけたような歌詞

好き好き好き好き好き好き好き好き好き」という曲では、タイトルの異様さに劣らぬハイテンションな歌詞が楽しいです。楽しいだけではなく、ピノキオピーさんらしい、「好き」ということについての独自の考え方が見え隠れしてもいます。

なお、この曲のサビはかの有名な「喜びの歌」。没後200年近くを経てこんな形で引用されるとは、いかに楽聖ベートーベンといえど予想だにしなかったに違いありません。タグには「ベートーベンに謝れ」というものが付けられ、面白がったピノキオピーさんご自身によってタグロック(タグ変更が出来ないように固定すること。投稿者と運営によってのみ可能)されています。

多様な音楽性

ピノキオピーさんは数十曲もの殿堂入り楽曲を世に放っていますが、どれも彼らしいものに仕上げながら、その音楽性は多岐に渡っていることも特徴でしょう。どんな曲があるのかいくつかご紹介します。

●和風でダンサブルな楽曲
ラブソングを殺さないで』などは、日本人の心を揺さぶる音頭のリズムを縦軸にしつつ現代的にダンサブルな楽曲となっています。



どんな愛でも肯定されるべきだとの意思の感じられる、賑やかかつ切ない名曲です。

懐かしい雰囲気のフォークソング
ボカロ楽曲にはそもそもボーカロイドが一種のシンセでもあり、電子音を多用したものが多い印象ですが、しみじみ聴かせるフォークソングも投稿しています。

小さなころの、一人での帰り道を思い出す「あるある」満載の歌詞となっていて、ノスタルジックな気分にさせてくれます。なごむ曲調に猫背で死んだ目の初音ミクが可愛らしいです。

●ノリのいいデジタルロック
ロック調のボカロ曲も豊富で、例えば「ポンコツ天使」では、人によっては身につまされそうな天使のポンコツぶりを、ご本人が記すように『ギャリギャリピコピコ』と軽快なギターとカラフルなシンセで聞かせてくれます。



急きたてるみたいに盛り上がるドラムと唐突な終了が印象的。

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野球クイズ
お笑いと音楽と漫画と昔話と映画と妖怪が好き。 目と耳が悪い。遠くの人や小声の人が苦手。