ニコニコ動画の「演奏してみた」には日夜様々な楽器による様々な演奏が投稿されています。そんな中、一際異彩を放つギター奏者がいます。その名もRio.T(”りおてぃー”または”りおってぃー”)さん。「喋るギター」で大ブレイクした彼ですが、彼の凄さはギターを喋らせることにとどまりません。彼がいかにとんでもないギタリストなのか、勝手に力説したいと思います。

野々村議員風に「喋る」ギターで話題に!

野々村議員語を喋るギター
野々村議員語を喋るギター

まずご存知ない方の為に、Rio.Tさんのブレイクのきっかけになった喋るギターをご覧頂きましょう。2015年話題になった、野々村竜太郎議員の政務活動費問題についての号泣会見で、彼が喋っている音程をギターで再現している動画です。

【Off Vocal版】「野々村議員 泣き乱しながら潔白主張」を弾いてみたょ


もちろん喋っているのと歌っているのは違います。きちんと声に音程があるわけではないのですが、スライド奏法などを駆使してギターが喋っているかのように演奏しています。もちろんギターはそういう楽器ではないのですが……。

タグの「泣きのギター」ってああ確かに、っていや本来はそういう意味ではないと思います。

しかし、Rio.tさんの凄さはこれだけではありません。

エレキギターでスラップ奏法!

机の上のCDは伝説的なベーシスト、ジャコ・パストリアスのもの
机の上のCDは伝説的なベーシスト、ジャコ・パストリアスのもの

スラップ奏法とかチョッパー奏法と呼ばれる奏法があり、これは(ざっくりいいますが)親指の側面で弦を叩いたり、人差し指で弦を引っ張り上げて離したりして弾く弾き方です。バッチンバッチンの独特な音色になります。

【僕は友達が少ない】「残念系隣人部★★☆」をスラップで弾いてみたょ


この奏法、ベースでやったり、またはアコースティックギターでやっているのは見ますが、あまりエレキギターでやっているのはみません。

エレキギターはベースよりも圧倒的に弦同士が狭くて、引っ張り上げる為に弦の下に人差し指を入れるのが難しそうなのですが、Rio.Tさんは難なく演奏しておられます。

両手で指板を叩きまくる! タッピング奏法!

コメントの「タッピングハーモニクス」はフレットの真上を一瞬だけ叩いて倍音だけ鳴らす技。綺麗に鳴らすのは難しい。
コメントの「タッピングハーモニクス」はフレットの真上を一瞬だけ叩いて倍音だけ鳴らす技。綺麗に鳴らすのは難しい。

ギターとは左手で弦を押さえて音を決定し、右手のピックで弦を弾いて演奏する楽器です。とはいえ、弦を震わせれば音は鳴ります

ですから左手で、強い力を使って弦を叩くように押さえることでも演奏できます。同じ様に、右手で、普通は左手で押さえる所を叩いても弾けます。

こういった演奏方法をタッピング奏法、ボスハンド奏法、ライトハンド奏法などいいます。けど、こんなに両手を駆使している演奏はなかなか見ることが出来ません。非常に高度な技術です。

「メルト」をタッピングで弾いてみましたょ【TAB付】


例えば指で弦上をスライドさせて音程を変化させることをさらっとやっていますが、弦に対して綺麗に平行に動かすこと一つとってもかなりの難易度です。

右手指や手首がブレると綺麗にスライドできませんから、肩から腕ごとスライドさせているのが、良く見るとわかると思います。この時絶対に指や手首は浮いたりブレたりしてはいけませんので、こんな軽々と、誰にでもできることでは決してありません。

あと、左手をネックの上から回している状態の時、左手小指をまっすぐ伸ばして、常にほぼ全ての弦をミュート(振動を吸収するために指を”そっと”置いておいて、余計な音がならないようにすること)をしています。

これを維持しながら残りの指で、狙った弦の狙った場所を押さえているわけですから、何がどうなっているのか解りません。

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お笑いと音楽と漫画と昔話と映画と妖怪が好き。 目と耳が悪い。遠くの人や小声の人が苦手。