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2015年9月2日、米国発の動画配信サービス「Netflix」がついに日本進出。国内の有料動画配信市場の拡大と競争激化が予想される中、日本ですでにサービスを展開する「Hulu」は市場をどう読み、どのような戦略を打ち出すのか、船越社長にその心中を伺った。

Netflixとは

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Netflixとは、世界約50カ国で57000万人以上が利用する世界最大の動画配信サービスです。

映画やテレビ番組などの豊富なコンテンツを武器に北米を中心に絶大な支持を受けています。登録者数は世界中で今も増加し続け、2016年までに200カ国の国々にサービスを提供することを目指しています。そんなNetflixが2015年9月2日、ついに日本に上陸しました。

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日本にもすでにHulu、dTVをはじめとしたビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)VOD事業者、別名「電子レンタルビデオ」が多数存在していましたが、世界最大のVODサービスであるNetflixの上陸により、日本のVOD市場は今、大きく動き出そうとしています。

そんな状況に対し競合各社はどんな意見を持っているのか、Huluの職務執行者社長、船越雅史氏に話を聞いてきました。

日本のVODのこれからの動きはどうなるのか、Hulu船越社長にインタビュー

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―――日本での市場の現状を教えて下さい。

船越社長:VODは2014年ごろから、動画配信元年というふうに巷でよく言われて先進的なサービスが好きだという方にはかなりの支持を受けています。VODコンテンツをご覧になってくださっている方が多いっていうのは事実なんですけど、まだまだ文化には至ってないんですね。

―――そんなVODを文化へと昇華させるためにHuluはどんな取り組みをしていますか?やはりオリジナルコンテンツの配信でしょうか。

船越社長:オリジナル作品っていうのも、日本テレビと共同製作したオリジナルドラマ第一弾「THE LAST COP/ラストコップ」に始まり、あるいはオリジナルコンテンツ第一弾のバラエティ「木梨憲武 Inspiration Only」のように今後も続く予定です。

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予算のかけ方としては、Netflixのオリジナルドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のように、オリジナル作品を作るのに1話10億円かけるようなことをしていたら、流石に明日の今頃私はここにいないと思うんですけど(笑)

ただし、間違いないのは現状のように「ハウス・オブ・カード」であったり、地上波の周年記念で作るようなドラマを配信するだけで、それだけが本当にVOD限定で見られるドラマやアニメでいいのかというとそうではないだろうな、と。

VOD配信だけで見られるオリジナルコンテンツとはどういったものが良いのかという解答は、2、3年と試行錯誤していく中で見つかるんだろうなという風に思いますね。