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9月11日(金)、東京・新国立劇場 中劇場で舞台『AZUMI 幕末編』の幕が開けた。本作は、先日、AKB48を卒業したばかりの川栄李奈の女優転向第1作目となる。開幕当日、公開ゲネプロ(舞台稽古)が行われ、取材した。

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■次世代に輝く女優の登竜門「AZUMI」

「あずみ」は、小山ゆうにより、ビックコミックスペリオールに1994年から2014年まで20年間連載され、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞するなどした、日本漫画の歴史に残る傑作コミック。

同シリーズの2003年の映画版「あずみ」は上戸 彩が演じ、2005年の舞台版『あずみ~AZUMI RETURNS~』では黒木メイサが演じて話題となった。毎回あずみ役は、次世代に輝く女優が演じてきた。

■刺客・あずみの冷徹な心に灯り始める微かな灯り

川栄李奈のあずみは、まさに、適任。身体の小さな彼女が命令に従い、刀を持ち、刺客として多くの人を斬る様子を見ると、そのいたいけな姿に心を動かされずにはいられない。彼女の身体の小ささ故に、自然と守りたいという感情が湧き上がり、こんな幼い少女に刀を持たせることが是なのかと疑問を持たざるをえない。

また、川栄の演じるあずみも、表面的には「俺は強いぞ」と豪語するものの、心の中は非常に脆く、その脆さを時に表に出し、今にも崩れそうな様子を見ると、なおさら、その感情が強くなる。

そんな中、命令に従い、冷徹な心で人を斬ってきたあずみが、実の兄・駿介(渡部 秀)に出会ったことで、心の中に微かな灯火が輝き始める。また、明日を夢見る坂本龍馬(浅香航大)と出会い、その灯火は次第に大きくなり、彼女の心の中に、柔らかな温もりを持たせ始める。

人を斬ることになんの躊躇も抱かなかったあずみが、坂本龍馬という人柄に触れ、心に温度を持った人間へと変わり始めていく姿を見ると、坂本龍馬が常に抱く「子供に刀を持たせる国を作ってはいけない」という思想に強い共感を覚えずにはいられない。

あずみ役を演じる川栄李奈

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あずみ役を演じる川栄李奈と駿介役を演じる渡部秀

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命令に従い、冷徹な心で人を斬ってきたあずみ

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