フランケンシュタイン

すぴ豊です。
今日は アメコミ映画ではないですが、僕が公開を楽しみにしている映画の話をします。

新たなるフランケンシュタイン伝説、始動!

アメリカで、この冬、公開される「ヴィクター・フランケンシュタイン」です。
タイトルからおわかりのとおり、フランケンシュタインのお話です。

科学者が死体をつなぎあわせ、恐怖の人造人間を創ってしまう、古典SFホラーです。

もともと1818年にメアリー・シェリーという女性が書いた小説で、エジソンが映画化したこともありますが、僕らがイメージする“フランケンシュタイン”は1931年の映画版(ユニバーサル)によって確立しました。
この31年版は、名作であると同時に、2つの誤解を世の中に与えたとされています。

一つは、フランケンシュタインとは、人造人間=モンスターではなく、それを創った博士の名前なのですが、この映画でモンスターの印象が強すぎ、怪物の名前をフランケンシュタインと思う人が増えたこと。

もう一つは、僕らがフランケンシュタイン(の怪物)と言えばまっさきに“あの顔”を思い出すようになってしまったこと。

フランケンシュタイン

実は、あのモンスターのデザインは原作にはなく、映画のオリジナルなのです。

従ってフランケンシュタインの物語自体は、もう著作権・版権がきれているから誰でも作ることができるのですが、“あの顔”はユニバーサル映画の著作物なのです。

ハルクも「進撃の巨人」もフランケンシュタインがルーツ?

余談ですがアメコミのハルクは、二重人格という意味で「ジキルとハイド」を下敷きにしていますが、キャラの造形は、この31年版の“フランケンシュタインの怪物”に影響をうけています。
なので、もとのハルクのイメージは灰色だったそうです。31年版の映画は、当然モノクロ映画だから、“フランケンシュタインの怪物”のイメージも灰色だったのでしょう。

しかし印刷の都合で、緑色の巨人に変更されたとのこと。。

という背景をふまえ、様々なフランケンシュタイン映画が、世界各国で作られてきました。

どの映画会社も、このユニバーサル版とは違うデザインを志向しますが、やっぱりちょっとどこか似てしまう(笑)
またフラケンシュタインの名のもとに、ちゃんと“博士”を描く作品もあれば、“怪物”しか登場しない作品もあります。

今、進撃の巨人」を公開している東宝さんは、かつてゴジラ映画フォーマットで「フランケンシュタイン 対 地底怪獣(バラゴン)」「フランケンシュタインの怪獣:サンダ対ガイラ」というホラーテイストの、巨人系怪獣ものを公開したことがあります。

フランケンシュタイン対地底怪獣  [東宝DVD名作セレクション]フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ [東宝DVD名作セレクション]

どちらも傑作!特に「フランケンシュタインの怪獣:サンダ対ガイラ」は、怖さも一級品でした。

2015年版フランケンはX-MENとハリーポッターが出演!?

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杉山すぴ豊
アメキャラ系ライターの肩書で、アメコミ映画についての啓蒙活動を雑誌・新聞・テレビ・ラジオ・WEB・イベントにて行う。幼少のころ歌舞伎座の舞台に立ち 映画「劇場版サラリーマンNEO(笑)」にも出演。「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」のタイトル考案者です。エマ・ストーン嬢に「あなた日本のスパイダーマンね」と言われ「バイオハザード:アポカリプス」のジル役のシエンナ・ギロリー様に「あなたがゾンビだったら私は助けてあげる」と言われたことが自慢(笑)