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谷亮子とチンギス・ハンが闘う? 『ワールドヒーローズ』

ワールドヒーローズ

『ワールドヒーローズ』は、20年ほど前に人気だった、ADK制作の格闘ゲームである。
ブラウン・シュガーという博士が、史上最強が誰かを知りたいばかりにタイムマシンを作って、強そうな人たちを呼んで戦わせてみたという、強引だがわくわくするストーリーとなっている。
タイムマシンがあれば、もっと他にやることがありそうなものだが・・・。漫画『刃牙』の徳川老人のような博士である。

注:徳川老人=歴史的な大発見である氷漬けの原始人を知り合いの格闘家と戦わせまくったり、興味本位で宮本武蔵をクローン再生した上で知り合いの格闘家と戦わせたりする老人

ラスプーチンジャンヌダルクのような『ドリフターズ』にも登場する定番(?)をはじめ、イギリスの伝説的殺人鬼『切り裂きジャック』や、漫画『ワンピース』のユースタス・キッドのモデルである海賊キャプテン・キッド、モンゴルの英雄チンギスハンなんかも登場。
特筆すべきは出雲良子という、女子柔道メダリストで現政治家の谷亮子さんがモデルのキャラクターが登場していることだろう。

数ある架空格闘作品のなかでも、谷亮子さんがモンゴルの英雄チンギス・ハンを相手に柔道で戦うという馬鹿馬鹿しくも胸踊る共演を楽しむことができる作品はこれくらいだろう。

『信長の野望』では一休さんとユリウス・カエサルが戦う!

信長の野望2

KOEIのシミュレーションゲーム『信長の野望』でも、夢の共演をみることが出来る。
ロングセラーである『信長の野望』にはいくつものバリエーションがあるのだが、その中の『烈風伝』などに収録される、『諸王の戦い』というストーリーがそれだ。

歴史上の有名人を、時代の古今、洋の東西問わず集めた豪華なストーリーとなっている。室町幕府初代将軍足利尊氏、平将門、北条政子など日本史上の有名人、中国からは三国志や南宋、後漢の英雄たちが。西洋からは古代ローマのユリウス・カエサルなどが登場。

中でも目を引くのは一休さんと新右衛門さん。足利尊氏の配下に三代将軍義満がおり、その配下にいるのだ。ちなみに一休さんの知力は、ゲーム中の戦国武将最高の毛利元就、さらに三国志一の知略家である諸葛亮孔明に匹敵・あるいは凌駕する。

歴史に名を残す偉人ばかり集めたから、戦国武将以外は全員超優秀かというと、そうでもない。なぜか今川氏真が独立勢力として登場するのだ。

今川氏真は、桶狭間の合戦で織田信長に敗れた、今川義元の子供。戦死した今川義元の跡を継いだはいいが、今川家を維持することはできず滅亡、暗君として評価されがちな人物。その氏真の配下として集ったのが、なんと劉禅とジョン欠地王である。

氏真の父、義元が討たれた桶狭間の合戦
氏真の父、義元が討たれた桶狭間の合戦

劉禅は、三国志の英雄であり主人公的存在の劉備の息子。しかし、劉備の死後、蜀を滅亡させた君主となってしまう。人気の高い劉備の反動をうけてか、中国ではダメ人間の代名詞となってしまった。何と、彼が治めた地にある霊廟(劉備や重臣の像が残っている)にも、2代目君主でありながら劉禅の像はいないのだ。あったが南宋時代に壊された、不人気すぎて

ジョン欠地王も凄い。経緯の説明は省くが、彼のせいでイギリスの領土は激減、そのためイギリス史上もっとも不人気の王。何せ、彼以降、イギリス王でジョンを名乗った人物はいない。凄くベタな名前なのに。

こんな氏真、劉禅、ジョンのだめだめ三人組や、一休さん、新右衛門さんに成りきって、織田信長やユリウス・カエサルと国盗り合戦が出来るのはこのゲームだけではないだろうか。

8月16日発売の3DS『信長の野望2』にも「諸王の戦い」は収録されている。『ドリフターズ』好きの方であれば、遊んでみるのもいいだろう。

歴史をしらなくてもオススメ!

ドリフターズ  第4巻 (ヤングキング・コミックス)

以上、『ドリフターズ』と、歴史上の人物が共演する作品とをご紹介した。
特に『ドリフターズ』は、すでに述べたように歴史ものでもあり、ファンタジーでもあり、戦記ものでもあり、バトルものでもある多角的な作品だが、なにより面白いギャグ漫画でもある。信長だのジャンヌダルクだのを知らなくても楽しめる娯楽作品になっている。ぜひ読んでみてはいかがだろうか。

アニメ「ドリフターズ」公式サイト

Photo by gatag , パブリックドメイン美術館