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GOTHAM/ゴッサム あの子は目撃者だ

すぴ豊です。
アメコミの2強ブランドと言えば、アベンジャーズやスパイダーマン、ファンタスティック・フォー、X-MENのいる『マーベル』とバットマン、スーパーマン、フラッシュが所属する『DCコミック』です。

DCコミックのDCってなんだ?

マーベルは”驚異の(お話)”という意味で、そのコンセプトどおりSF冒険ものが多く、従ってヒーローたちもSF的な活躍をします。

それに対してDCコミックのブランド名は、ブランドの起点となった雑誌のディテクティブ・コミックに由来します。ディテクティブとは刑事や探偵という意味ですから、DCは犯罪者と戦うみたいな、クライム・アクションものが多いのです。(スーパーマンは宇宙人ですけど・・・)

その最たるものがバットマンなわけで、だからバットマンは「地球を侵略しようとするエイリアン」とか、「人類に反旗を翻すロボット」が敵ではなく、彼のホームタウンであるゴッサム・シティの犯罪と戦うヒーローなのです。

そう街ごとにヒーローの縄張り?が決まっているのもDCコミックの特長

スーパーマン スーパーマンはメトロポリス
グリーン・ランタン グリーン・ランタンはコースト・シティ
フラッシュ フラッシュはセントラル・シティ
アロー アローはスターリング・シティ
バットマン そしてバットマンはゴッサム・シティ

を守っています。

今日 ご紹介するのは、いまAXNで放送されようやくDVDやブルーレイがリリースされる話題のTVドラマ「GOTHAM/ゴッサム」です。
GOTHAM/ゴッサム 〈ファースト・シーズン〉 コンプリート・ボックス [Blu-ray]

DCは映画と同じぐらいTVドラマに力を入れているのはこのコラムでも取り上げてきた通りです。

「スーパーガール」 → “ガール”と“ウーマン”の違いはなにか?を教えてくれたスーパーガール!
「フラッシュ」 → 世界陸上の後は、彼の走りを見逃すな!究極の一芸?ヒーロー フラッシュ登場!

そのDC系TVの中でも、成功作の一つが、この「GOTHAM/ゴッサム」なのです!

バットマンの出ないバットマンもの

そうバットマンが活躍する街をタイトルにしているので、”バットマンもの”なわけですが、”バットマンが出てこないバットマンもの”なのです。

映画のバットマン、「ダークナイト」シリーズをご覧になった方はお分かりかと思いますが、バットマンを助けるゴードンという中年の刑事(演じるのはゲイリー・オールドマン)が出てきましたが、あのゴードンが新米刑事だったころを描くというお話です。

ゲイリー・オールドマン演じるバットマンの良心、ゴードン
ゲイリー・オールドマン演じるバットマンの良心、ゴードン

従って後にバットマンとなるブルース・ウェインもキャット・ウーマンも少年少女だし、ジョーカーやペンギン、リドラーといったバットマン世界を彩るヴィラン(悪役)たちが、まだ怪人になる前の姿で出てきます。

アイデアはいいんですが、正直企画倒れ?と思っていたのですが、これがめっぽう面白いのです。

まず犯罪アクション・ドラマとして普通に面白い。

街の支配をめぐるギャングの抗争劇とサイコな犯罪者たちが引き起こす猟奇な事件が毎回勃発します。そしてバットマン好きなら、「あ、これがあのキャラね」、とトリビア的に楽しめる、そういう構造になっています。

<次のページ:悪役こそ、バットマン最大の魅力!>

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杉山すぴ豊
アメキャラ系ライターの肩書で、アメコミ映画についての啓蒙活動を雑誌・新聞・テレビ・ラジオ・WEB・イベントにて行う。幼少のころ歌舞伎座の舞台に立ち 映画「劇場版サラリーマンNEO(笑)」にも出演。「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」のタイトル考案者です。エマ・ストーン嬢に「あなた日本のスパイダーマンね」と言われ「バイオハザード:アポカリプス」のジル役のシエンナ・ギロリー様に「あなたがゾンビだったら私は助けてあげる」と言われたことが自慢(笑)