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(左より)中村獅童、岩松 了

(左より)中村獅童、岩松 了

11月1日(日)から東京・Bunkamuraシアターコクーンにて中村獅童、上田竜也、前田敦子、勝村政信、伊藤 蘭らにより、岩松 了の新作書き下ろし『青い瞳』が上演されることが決まった。

言葉の奥に潜む、真実の人間模様を描くことを得意としてきた岩松 了が今度は、戦争終結後の地域社会の中で繰り広げられる、人間ドラマを描く。家族への想いと戦争の残酷さの狭間で揺れる日々を繊細なタッチで描き、戦争の意味を静かに、しかし激しく観客に問いかける。

終戦後、それぞれの故郷に帰る兵士たち。両親と妹の元に帰ったツトム(中村)もそうした一人だった。厳格だったはずの父(岩松)は気弱な物言いしかしてこない。母(伊藤)は心から帰還を喜び、前のめりになるほどの勢いでツトムに“社会復帰”の大切さを説く。家族もまたどう扱って良いのか正解が見つけられず、どこか不自然でいた。そんな中、妹のミチル(前田)は、はつらつとした青春を見せてくる。だが、喪った戦友たちを思う自分と、故郷での日々はあまりにも距離があり、ツトムの心は晴れずにいた。ある時、ミチルがチンピラグループの一員のサム(上田)と付き合っていることに気付いたが胸に留めることにした。そんな中、そのグループのリーダー格の青年アライ(竪山)と出会う。だが、馬鹿にされたような思いと同時に敗北感さえ感じてしまう。自らの価値のありかを見失い、ふさぎ込むツトムの前に現れたのは、子どものころ自分を心の迷いから救ってくれたタカシマさん(勝村)だった。
家族や社会に苦悩する帰還兵の喪失感と焦燥を描く。

また、上演決定にあたり、出演者からコメントが発表された。

■中村獅童

岩松 了さんの作品に出演させていただくのは2008年の『羊と兵隊』以来、7年ぶりです。大好きな岩松さんとまたご一緒できるのでとても嬉しいです。シアターコクーンのステージは歌舞伎以外では初めて立たせていただくのでとてもワクワクしてます。
共演者の皆さんも初めての方ばかりなので、今からどんな舞台になるのか楽しみです。

■上田竜也

昨年に引き続き、シアターコクーンの舞台に立てる事、そしてオファーを頂けた事にとてもうれしく思っています。
岩松さんとは、初めてお仕事をさせていただきますが、演技で求められる事を理解し、共演者の方々から芝居を学ばせて頂き、今回の役柄を追及し極めたいと思います。

■前田敦子

昨年、初舞台を踏ませていただき、機会があればもう一度チャレンジしたいと思っていたので、まさかこんなに早く次のお話をいただけるなんて、うれしい驚きです。
岩松 了さんの舞台は、以前に何度か鑑賞させていただいたことがあり、きれいで不思議な世界観にとても引き込まれました。ご一緒できるのが、今からとても楽しみです。

■岩松 了(作・演出・出演)

帰還兵を襲う価値観の揺らぎに人間の本質的な問題を感じていたから、というのが執筆の動機です。その帰還兵を『羊と兵隊』のとき身代わり兵隊を演じてくれた中村獅童くんが演じてくれるのが嬉しいし、楽しみ。7年ぶりです。
また勝村くんにいたっては、20年ぶり!これも楽しみ。伊藤 蘭ちゃんは三度目だけど、前田敦子さんは初めて。二人とも素敵な女優さんだと思っているので、戦争の背後にある女を魅力的に演じてくれるでしょう。あと、帰還兵を取り巻く町の若者たちを、上田竜也くんはじめボクのお気に入りの人たちを集めました。
現在の日本から透けて見える戦争、その後遺症とも言える戦争がもたらすものを、その中で光る輝く人間関係とともに探っていきたい!

■勝村政信

岩松さんとは、20年ぶりくらいらしいです。その間に、岩松さんの作品を、串田さん、蜷川さんとはやってはいますが…なんだか少し、ときめいています。

■伊藤 蘭

岩松さんならではの独特で深い世界観の中で、今回はどんな母親像と出会い、美しい言葉や物語を紡いでゆけるのか、とても楽しみです。緊張感溢れる濃密な稽古が待ち受けていると思うと今から胸が高鳴ります。なるべく自由に柔軟に役柄と向き合えるよう心掛けたいと思っています。


青い瞳 

<公演日>
11月1日(日)~11月26日(木) Bunkamuraシアターコクーン

<作・演出>
岩松 了

<出演>
中村獅童 上田竜也 前田敦子 竪山隼太 金井勇太 瑛蓮 田代絵麻
藤木 修 篠原悠伸 藤原季節 木原勝利 エミ・エレオノーラ 岩松 了
勝村政信/伊藤 蘭

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