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毎月100記事くらい書いているので、ヒットしたコラムの裏側などいくらでも明かせるわけですが、どうしても筆が進みません。
思い出すだけで苦しくなるからだろうと思います。

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いまも昔も、恋愛コラムは「切り口(タイトルメイク)」がほとんどすべてで、恋愛における切り口はそうたくさんあるわけではないので、どうしても切り口が枯渇気味になり、したがって離脱を余儀なくされる書き手が多いものです。
あまたの美人さんに世話になりながら、いくつもの恋愛コラムをヒットに導いたと書けば、趣味と実益を兼ねたお仕事でさぞよかったでしょうと言うひともいますが(たいていは男がそう言う)、あんなにしんどい仕事はないというのが、正直な反論だったりします。
最後のほうは、えずきながらタイトルを考えていました。

たとえば、電車のなかで痴漢にあった話

オエッとえずけばタイトルがひらめくわけでもなく、ときどきは美女たちがタイトルのヒントになるようなネタを提供してくれました。美女側からすれば、タイトルのヒントを提供してあげているという認識はおそらくなかっただろうと思いますが。

たとえば、電車のなかで痴漢にあった話をしてきた美女。

電車の何線のどこの駅で、どんなふうに痴漢されたのか? とか(山手線の品川駅を出たあたりで痴漢にあい、目黒駅で手を掴んでとっつかまえて泣いた)、男は示談で305,000円も支払うのであれば、風俗店で遊べばいいのにとか、いろんな生々しい話を聞かせてくれたのを昨日のことのように覚えています。
なぜ痴漢というしんどい体験を第三者に語ることができるのか、男であるぼくには理解できませんが、その美女は苦しいふうでもなく、ごくふつうに(昨日、会社の部長が風邪でおやすみしたというようなことを言うのとおなじかんじで)、話をしてくれ、この話をもとに、いくつかのヒット記事が生まれました。

思いがけないこと

恋愛においても日々の仕事においても、思いがけないことが起こるときがあります。

「まさか」という瞬間。

まさかは、まさかだから、意図してつくれるものではないけれど、まさかがないと、恋愛も仕事も味気ないものになるわけで、でも、どうすればまさかをゲットできるのかわからないから、ひとはまた明日もがんばろうと思えるのかもしれません。

まさかの一瞬のために、このろくでもなくも愛おしい世の中に生きていると思えば、なんとなくウキウキしてきませんか?
そのウキウキを誰かと共有したいと熱望するところに、あらゆるヒット作品の秘訣があると本気で思うわけです。

image by mark sebastian , ぱくたそ