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躍進を続けるFacebookアーティスト、山下歩さん。
前回までに、彼の音楽のルーツ、アーティストとしての出発点、あるいはFacebookアーティストと言われるゆえんなどを伺ってきましたが、最終章となる第三弾では、彼の音楽作りについてさらに踏み込んで、影響を受けたアーティストも含めて、その裏側を紹介します。
そして最後には嬉しいサプライズが!

■iPodに一番多く入っているのはジョン・メイヤーの曲

山下歩 弾き語り

Katsura:オーストラリア留学が音楽活動のきっかけになったと言われていましたが、日本人のアーティストだということは意識されていますか。SNSだと海外発信も難なくできると思いますが。

山下歩(以下、山下):そうですね。自分は英語をある程度話せるので、逆に海外のネイティブの発音との違いを感じてしまっているから英語で歌うことの難しさも分かっているつもりです。それで今は、日本語で歌っていこうと思っています。そういう意味で、自分は日本人アーティストだということを意識します。ただ、プロデュースということでは、広く世界を相手にしていくことも可能だと考えています。

Katsura:日本語で歌っていきたいということですが、お好きな音楽というのはやはり洋楽ということになりますか?

山下:はい。ビルボードの上位にランキングされているようなポップな曲が好きですね。いわゆる王道のような音楽です。人によっては、ゴリゴリのヘヴィメタやEDMが好きな方とかもいらっしゃると思うんですが、自分はあまりコアなものに執着しないというか、ポップスなんですよ。同世代の多くの若い人たちと同じような感性だと思います。

Katsura:ちなみに、携帯型の音楽プレイヤーには誰の曲が一番多く入っていますか。

山下:iPodに一番多く入っているアーティストは、おそらくジョン・メイヤーですね。クラプトンも全アルバム入っていましたが、今は別のものに移しました。最近ではカーペンターズを結構聴いていますね。「青春の輝き」が大好きです。いかにも商業的な、売れるための音楽ではなく、純粋なメロディが素晴らしいです。

山下歩 うつむき顔

■クラプトンのようなブルース・ギターが好きなんです

Katsura:なるほど、本当に洋楽がお好きなんですね。日本人アーティストはまったく聴かれないんですか?

山下:そんなこともないですよ。父親の影響だと思いますが、iPodには、さだまさしさんの曲も入っていますし、あとは小田和正さん、ミスチルさんも聴きます。

Katsura:全体的になかなか渋いですね(笑)。なかでも、大好きだとおっしゃっているエリック・クラプトンというのは、かなりブルージーというか、ちょっと特別な気がします。

山下:ええ。エリック・クラプトンを集中的に聴いている時があって、もう完全にハマっていましたね。彼のブルース・ギターが大好きです。それと、先日、B.B.キングさんが亡くなりましたが、もの凄くショックでした。B.B.キングさんのギター・ソロを研究したりしましたし…彼にしかできない音選びですよね。

Katsura:ギター演奏にかなりこだわりがあるんですね。ブルース・ギターを通っているというか、ブルーノート・スケールが基本にありますね。

山下:そうですね、やっぱりギターは好きです。特に、ブルースのバックボーンにある黒人の歴史も含めて、ブルース・ギターが好きです。それで一時期は、ギターだけをやればいいかみたいな時期もありましたよ。でもその時期が終わって、やっぱり歌だなと思うようになりました。

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Katsura
音楽雑誌、ファッション雑誌の編集者を経てフリーに。数々の大企業のPR誌、Webサイトなどで編集長も歴任。音楽、ファッション、グルメ、文化、芸術など、取材ジャンルは多岐にわたり、インタビューを行った人数も国内外の著名有名人1,000人は超える。