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入学・入社、人事異動など、日常生活に様々な変化が起きる春は、もうすぐそこ。
そんな時だからこそ、しっかり睡眠を摂り、充実した日々を送りたいのに、慣れない環境で生活リズムが崩れたり、極度の疲労と緊張でうまく眠れなかったり、朝起きるのが一段とツラい時期でもあります。

家のインターフォン、電話のベル、学校や会社の始業・終業チャイム、電車の発車メロディなどなど、私達の住む社会は、「知らせる音」であふれています。目覚まし時計のアラームもその一つ。
しかし音で起きる起床は、“起こされている”感覚に近く、「しかたなく起きる」「寝足りない」。爽やかな目覚めとは、ほど遠いのが現実ではありませんか?「アラームを設定した」ことが無意識に頭から離れず、アラームが鳴る前に目を覚ましてしまった、なんてのもよくあること。

起床時に、目覚まし時計や携帯電話のアラームを利用している人が主流のなか、最近脚光を浴びているのが、光で起こす目覚まし時計です。

アラーム付き目覚まし時計と同様、設定した時刻になると(もしくは、その時刻に近づくと)、室内に太陽の光が差し込むのと同じ明るさを放ち、その明るさが深い眠りから浅い眠りへと徐々に誘導し、自然と目覚めを促すというのがポイントです。
光を浴びると、人間の精神面に影響を与え、心身の安定にも関係がある、神経伝達物資「セロトニン」が活性化され、日が暮れて光が減少すると、それが「メラトニン(睡眠ホルモン)」に変化していく———。朝の明るさと夜の暗さ、その光のメリハリが、快眠はもちろん、スッキリとした目覚めには重要なのです。

と、爽快な目覚めのススメを語ってきましたが、ここで驚くべき真逆の発想で生まれたものをご紹介しましょう。
ここまでくると、「時計」じゃなく「装置」。
はっきり言ってガサツです。
爽快さのかけらもありません。

タイマーで設定した時刻になると、送風機から空気が送り込まれ、空気袋が膨らんでいくという構造で、空気袋を自分が寝ている布団やベッドの下に忍び込ませておくと、パンパンに膨らんだ空気袋が布団と体を持ち上げ、否が応でも目を覚ましてしまう、というわけです。
寝坊なんて絶対に許されない、全国の鉄道会社の乗務員や消防署員らに使われてきた装置が、最近は個人からの注文が殺到しているとか。まさかと思い調べたところ、「定刻起床装置 個人簡易型『やすらぎ100』」98,743円が、現在在庫切れ!(2015年3月20日、楽天市場調べ)

不愉快すぎて起きてしまうという、睡眠のリズムを一切無視したこの装置。
毎朝確実に目覚めたい!そんな人の、救世主となることは、間違いなさそうですけどね。

(阿部真奈美)