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フランスの劇作家アルマン・サラクルーは、「結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如である。」と言いました。本項では、これに「結婚をためらってばかりいるのは、想像力の欠如」と、しれっとくっつけてみたいと思います。

 

ここに、ひとつの動画があります。

2013年に発表された第85回アカデミー賞にて短編アニメーション映画部門にノミネートされていた「Fresh Guacamole(ワカモレ・・・メキシコ料理の一種)」というタイトルの動画です。

 

 

手榴弾を包丁でカットすると、

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アボガドに!

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トマトらしきものをカットすると、

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赤いサイコロに変身します!

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優秀なストップモーション・アニメーターのPESことAdam Pesapane(アダム・ぺサペイン)さんは、スーパーマーケットに並んでいるなんでもないアボガドが手榴弾に見え、カットトマトはサイコロに見えた、ということです。

このへんにトップクリエイターならではの想像力がある……とも、もちろん言えますが、さて、我々凡人に話を戻したとき、あなたの彼はなにに見えますか?というお話です。

ブラッドピットに見えた、ということであれば、とうの昔に結婚しちゃっているかも!

マジメな話をすれば、誰でも、ときに相手の意外な一面を見ることがあると思います。

そういう「意外な事実」が想像力を刺激し、ある日突然、付き合い慣れた相手のイメージががらりと変わることがあります。

つまり凡庸なあなたの彼が(失礼!)、ある日突然に、ブラピに見えるときが来ないとは、誰にも言い切れないということです。

結婚に二の足以上の足踏みをしているひとは、想像力の欠如なのかもしれません。

もっとも、冒頭にご紹介したアルマン・サラクルーの「結婚は判断力の欠如」というのは、結婚前の豊かすぎる想像力によって、判断が狂ってしまった、ということを端的に述べているのかもしれませんが。

 

PESさんの新作ムービー「Submarine Sandwich」も、こちらに置いておきますので、想像力とはなんぞや? と疑問に思うかたは、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

Photo by Youtube

 

(ひとみしょう)

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ひとみしょう
作詞家・コピーライター・広告プランナーを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』 での連載を経て、『ANGIE』初代編集長に就任(14年7月まで)。コラムの受賞歴多数。現在、連載9本を抱える。