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時代とともに移り変わる音楽や映画の流行については、ここで著者が独自の論を展開するまでもなく、多くの専門家が述べています。そのひとつに「切なさの種類」が変化しているのではないか、というものがあります。

 

80年代・90年代に流行った歌(サザンやユーミンなど)は、日常のなかにある切なさを限りなく追求していたけれど、最近では「余命3ヶ月の花嫁」とか「*億円を横領したOL」のように、ある種の非日常のなかの切なさを追求する作品が増えた……というようなことです。

 

「余命3ヶ月~」は、誰が見ても究極の状況であり、究極の状況をドラマ化するとヒットしやすいというセオリーがあるので、創作者たちは次々と究極の状況を見つけ、作るのだろうと思われますが、あまりに非日常に過ぎる作品は、残念ながらあなたが気になっている男性がなにを考えているのか? という疑問にはなかなか答えてくれません。

 

さて、今回ご紹介する動画はこちらです。

 

 

TOYOTAが若い人たちに車に乗るって素晴らしいことなんだよ、というメッセージを込めて作った「THE WORLD IS ONE(3カ国)」という動画です。

07-2出典:YouTube

 

3カ国それぞれの主人公たち。

 

07-3出典:YouTube

 

彼らにはそれぞれに好きな女性がいて、でもどうやら彼女にはすでに彼氏がいるみたいです。

結局、ありがちなパターン――つまり、残念な結果に悶々とする気持ちを晴らすために、男どうしでどっかにドライブに行こうか……となって、男友だちが運転する車の助手席に残念な男子が乗ってドライブ……という展開に。

 

07-4出典:YouTube

 

運転している男子がひと言、「時速60kmで走ってると風ってさ、●●とおなじやわらかさになるんだぜ」と言う……という流れです。

 

ネタばらしになるので、あえて伏せ字にしましたが、3カ国に共通する「男子が抱える普遍的な切なさ」ををうまく表現していますので、よかったら動画をご覧になってください。

 

あなたが気になっている男性も、おそらくある種の切なさを人知れず胸に抱えていると思われます。

気になる男性のルックスや年収、女性の好みなどといった現状はさておき、「切なさ」をキーワードに「男を読む」と、「男の成り立ち」がわかります。

成り立ちがわかれば、会話の糸口も見つかるし、相手のことを温かい目で見ることもできるし……ということになりますよね。

相手のことを温かい目で見続けていたら、そのうち告白される、ということだって起こりえます。

 

動画をご覧になって「男の成り立ち」を知れば、意中の男性と急激に仲良くなれるのではないでしょうか(超訳しすぎか?)。

 

image photo by Kr. B.

 

(ひとみしょう)

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ひとみしょう
作詞家・コピーライター・広告プランナーを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』 での連載を経て、『ANGIE』初代編集長に就任(14年7月まで)。コラムの受賞歴多数。現在、連載9本を抱える。