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水中で全員の息を合わせて技術と芸術性を競うシンクロナイズドスイミング。
13人のポジションが目まぐるしく入れ替わり、一糸乱れぬ動きで観客を魅了する「モーニング娘。‘15」のフォーメーションダンス。

人間はなぜ、動きがシンクロすると気持ちがいいのでしょうか?

それは、血のにじむような訓練ももちろんなのですが、目に見えないはずの心が重なる様子が見えることに感動を覚えるからだと私は思います。
しかし、2人でも心を重ねることは容易ではありません。
それが1万人ともなれば……奇跡です。

はたして1万人の動きをシンクロさせるなんてことが出来るのでしょうか?
そのパフォーマンスがこちらです。

これぞ!奇跡のシンクロ!

何かの映画のワンシーンかのようです。
全員の揃った動きと、ドミノのような計算された動き。そして人文字。全てにおいて規格外のスケールです。
これは、中国の武術専門学校の生徒たちによるパフォーマンスで、決してCGではありません。彼らは2008年の北京オリンピックのセレモニーにも出演しているそうです。

しかし、奇跡という言葉を軽々しく使う私たちに、「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する「葛城ミサト三佐」は言いました。

「奇跡ってのは、起こしてこそ初めて価値が出るものよ。」

奇跡の裏には想像を絶するような努力があるのだから、簡単に奇跡という言葉で済ましてはいけないということです。
実際、彼らのパフォーマンスに挑むまでの訓練の様子も動画には収められています。
そこには、自国でのオリンピック開催を成功させるんだ!という強い意志を感じます。
一見、奇跡のように見える出来事も、当人たちの努力で成し遂げているということを忘れてはなりません。

1万人もいれば、1人くらいサボっていても分からないだろうなんて考える人は、この中には誰もいません。
カメラから遠い位置の彼も、全員と同じく心を重ねています。
そうです!このパフォーマンスは1万人の信頼関係から成り立っているのです。

奇跡はまず、相手を信じることから始まるのかもしれません。

(ゴッシー)

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ゴッシー
テレビやイベントの構成作家をやっております。 基本的にはネガティブ。 よく出没する場所は六本木、新宿、半蔵門。 ヤンキー怖い。