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まずは、視線の違いを利用したこちらの広告

一見普通のバス停広告にみえますが、実は、子供と大人の視点の違いが巧みに取り入れられています。
子供の身長でしか見えない細工をし、「誰かに暴力を振るわれた時の連絡先」を子供向けに表示しているのです。

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 出典:YouTube

1枚の絵で、2種類の広告を作る事が出来るこの技法は、子供-大人だけではなく座っている人-立っている人、向こう側から来る人-こちら側から見る人、階段の上段-下段など、様々な視点に応用出来そうですね。

次は、観客の視点を操作してメッセージを伝えたVolkswagenの事例

映画館にて、観客はドライブ中の運転席目線の映像を見ています。
スタッフが観客たちの携帯電話をあるタイミングで鳴らすと…

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 出典:YouTube

映像の最後に言葉が出ます。・・・「mobile use is now the leading cause of death behind the wheel(スマホによるよそ見が、事故死の主要な原因である)」
これが非常に頭に残る体験になったのではないでしょうか。

この「興味のある物に集中する」ことを利用した、ちょっと変わった事例がありました。

赤信号で待っていると、急に信号の「待つ人」が踊り出します。思わずみんな釘付け。なんと、81%の信号無視が減ったそうです。
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 出典:YouTube

信号に注意を向けさせる事で、待っている時間が嫌じゃなくなる効果があったのでしょうか。
視線を利用して、危険な行動を防止する事が出来るのでは?という実験でした。

最後に

効果的にメッセージを伝えるには、素晴らしいペライチのデザイニングももちろん必要ですが、時には見る人の「体験」自体をデザインする事も、重要な項目だと思えてきます。

(R.YAMADA)

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YAMADA
北海道出身、東京在住のOL兼ライターです。 仏像と目からウロコ系のネタが好きですが、面白ければなんでも書きます!! よろしくお願いいたします。