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頬の肉が落ち、いい感じに枯れた主演のベン・アフレック。若い頃とは異なり抑えた演技が年の功を思わせます。
映画「アルゴ」は、実話を元にしたサスペンスです。2012年のアカデミー賞作品賞最有力候補と言われた「レ・ミゼラブル」を抑え、堂々受賞した力作であり、監督として若手のベン・アフレックの手腕を世界に知らしめた作品でもあります。

「アルゴ」はお堅い映画ではありません

アルゴ [DVD]

シリアスなイメージを前面に押し出すDVDパッケージ。また、予告編の内容にしても、にこりともしない男たちがたくさん登場して、なんだか物々しい雰囲気です。

うっかりごはんなんか食べながら見ると大変!「今日の味噌汁、ちょっと濃いな・・・」なんて邪念が入った隙に、画面の端にちらりと現れた重要な伏線を見落としてしまうかもしれません。

サスペンスはスリルと緊張感があるからこそたまらないのですが、パズルのピースを拾い損ねてしまうとたちまち面白さが半減してしまう・・・というのが厄介な点ですよね。

突如暴徒が押し寄せ、居合わせた人が人質に。目隠しがほころびた布なのが社会情勢を想像させ、よけいに恐怖を煽る。
突如暴徒が押し寄せ、居合わせた人が人質に。目隠しがほころびた布なのが社会情勢を想像させ、よけいに恐怖を煽る。

さて、いろいろ心配させておきながら言うのもなんですが、アルゴはそれほど筋が入り組んでいるわけでもないので、リラックスして見て大丈夫です。むしろ、映画が進むにつれどんどん親しみが増して、ラストになる頃にはもう、がっちりとかたい握手を交わしたくなる気分でした。

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内野チエ
ライター。 Webコンテンツ制作会社を経て、フリーに。教育、子育て、ライフスタイル、ビジネス、旅行など、ジャンルを問わず執筆中。高校の3年間で1000本以上の映画を鑑賞、ときには原作と比較しながら楽しむ無類の映画好き。