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敬「老」の日なので、タイトルに「老」人と書きましたが、本文では、一般的な言い方である高齢者に表記を統一します。

さて、その高齢者が不機嫌であるという事実を、以前どこかに書いた覚えがありますが、どこに書いたのかさっぱり思い出せません。著者も高齢者の仲間入りかもしれませんが、それはさておき。退職して何年も経ったとき、高齢者は「おれのことを粗末に扱いやがって」と感じているという話を以前しました。

政府は、高齢者たちがこれまで培ってきたスキルをおおいに活かしていただきたい、だから高齢者を雇用したら助成金を出しますと言っていますが、世間の実態はそうではないというのが、話のスタートです。

スキルのない高齢者たち


当然、「これまで培ってきたスキル」がない高齢者もいます。

55歳や60歳で天下るというか再雇用してもらうときに「部長であればどんな仕事でもいいです」と言って「部長という仕事はありません」と言い返されるようなひとたちは、これまでなにかのスキルを養ってこなかったのかもしれない。

でもそういうふうに、日本の企業風土ができていたわけであり、歳を重ねたときに「部長しかできない」というのは、ご本人のせいだけでもないでしょう。しいていえば、そういうひとを量産することで、右肩上がりの景気を維持してきた我々日本人一人ひとりのせいなのかもしれない

あるいは「培ってきたスキルなんか、活かしてやるもんか」と思っている高齢者だっているはずです。実際に、老人ホームに入って、不機嫌なひとのなかには、「スキルがない」「スキルを活かしたくない」と思っているひともいると聞いたことがあります。

高齢者は美しいのか?

このへんの話になると、高齢者を冒涜しやがって……と言ってくるひともいますが、実際問題、高齢者は「そこまで美しくない」ものです。

老人ホームや介護施設では、若くて美しい女性スタッフがセクハラの被害にあっているという事実もあります。
だから高齢者は……というつもりは著者には毛頭なく、(とくに)男は何歳になってもスケベ心を持っていて「当たり前だ」と思います。

<次ページ:「敬」老の日に、私たちは、高齢者になにをするべきなのか?>

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ひとみしょう
作詞家・コピーライター・広告プランナーを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』 での連載を経て、『ANGIE』初代編集長に就任(14年7月まで)。コラムの受賞歴多数。現在、連載9本を抱える。