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誰でも手軽に宇宙旅行に行ける未来を夢に、民間企業による宇宙船の開発が活発になっています。昨年には、米国のヴァージン・ギャラクティック社がいよいよ宇宙旅行を実現か、というニュースが全世界を駆け巡りました。料金はひとり2500万円。驚きの価格にも関わらず、乗船予約には有名人たちや大富豪が殺到しました。すでに数年先まで予約が入っている…という話でしたが、その後、宇宙船がテスト飛行中に事故で墜落。大破してしまいました。

同社は、現在、2号機を制作中とのこと。失敗にめげず、夢を追う姿勢には脱帽です。しかし、気軽に宇宙へ行ける日が来るのはまだまだ先のよう。宇宙には行けなくても、映画「ゼロ・グラビティ」を見て、先に本格的「宇宙酔い」を経験してみるというのはいかがでしょう?

※2ページ目はストーリーのネタバレとなりますので、ネタバレを見たくない方はご注意下さい!

足元に何もないという不安

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2013年のアカデミー賞で監督賞ほか、作曲、音響、視覚効果、撮影、録音など、7部門を受賞した「ゼロ・グラビティ」は、コンピュータグラフィックス技術が冴えわたる、SFサスペンス映画です。

船外活動中の宇宙飛行士を突如襲ったのは、宇宙ゴミの嵐。ライアン(サンドラ・ブロック)とマット(ジョージ・クルーニー)は、その衝撃をまともに受け、宇宙空間に投げ出されてしまいます。重心を失ってぐるぐる回転するライアン。その様子は、見ているこっちまでつられて酔いそうになるほど、臨場感にあふれます
スクリーンショット (448)
重力を失うということは、上下左右がないということ。当たり前といえば当たり前ですが、しかし、考えてみると、とてつもなく恐ろしいことではないでしょうか。
地球だと、何も触れるものがないくらい広い所にいたとしても、下には必ず地面があります。しゃがみこめば土に触れることができ、自分以外の物質の存在を感じ取ることができるのです。足元に大地があるということは、少なからず、私たちの心に安定感や安心感を与えているのではないでしょうか。

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内野チエ
ライター。 Webコンテンツ制作会社を経て、フリーに。教育、子育て、ライフスタイル、ビジネス、旅行など、ジャンルを問わず執筆中。高校の3年間で1000本以上の映画を鑑賞、ときには原作と比較しながら楽しむ無類の映画好き。