東京オリンピックに向けインバウンドビジネスが加速するなか、各地方都市の行政のPR力も格段にアップしています。その最もたるものがプロモーションムービー。最近はドラマや映画にも負けないクオリティとなりつつあります。

まずはこちらの3分弱の動画をご覧ください。SF超大作の片鱗を漂わした佐賀市のプロモーションムービー 『W・R・S・B』です。

スピーディかつミステリアスな展開や迫力あるエフェクトなど、まるでハリウッド映画の予告編と見間違うほどの出来栄えです。それもそのはず、このムービーに関わっているのは日本のトップレベルのクリエイターたちなのです。

まず制作総指揮を務めるのは、カンヌ国際広告祭で日本初となるプロモ部門グランプリを獲得した三寺雅人さん。監督は広告電通賞金賞など国内外の広告賞を多数受賞している有馬研吾さんです。彼らの手にかかると、有明海に生息する珍魚「ワラスボ」もエイリアンさながらの謎の生命体へと早変わり。本気で続きが観たくなるほどです。

そんなスタイリッシュな佐賀市のプロモーションムービーに負けないとばかりに、この春に気合いを入れているのが栃木県。現在、春の観光キャンペーンを展開中で、“本物の出会い 栃木”というキャッチコピーを打ち出し、観光プロモーションを強化しています。

その一環として制作されたのが、プロモーションムービー『とちぎの国の招待状』。3編+エピローグで構成されているので、そのひとつ、とちぎの国の招待状~亜美編~ をご覧ください。

こちらもハリウッドで活躍する活躍する日本人クリエイターが関わっています。プロデューサーとして参加するのは、海外映画祭での多くの受賞歴を持つ渡部翔子さん。日本テレビロサンゼルス支局勤務を経て、フリーランスプロデューサーとして日米で活躍中です。監督・脚本を務めるのは、アメリカ版の映画『ゴジラ』のハリウッドプレミアコーディネイターを担当した吉川仁士さん。渡部さん同様、アメリカの映画祭でも活躍しています。

佐賀県と栃木県、どちらも地味なイメージがある県ながら、こんな洗練されたプロモーションムービーを作ってしまうとは。ネットの発展と共に東京一極集中の時代が徐々に去りつつある昨今、注目の若手クリエイターたちが活躍の場は、ローカルエリアにまで広がっているようです。

ちなみに日本の行政が世界で活躍するクリエイターと一緒にがんばっているなか、ハワイの観光局はウルトラマンとタッグを組んで、こんなプロモーションムービーを制作していました。

なんともゆるいこの雰囲気。まさかウルトラファミリーにフラダンスを踊らせてしまうなんて。

いやぁ、プロモーションムービーって本当にいいもんですね。
(KUWA)

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