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心の薬局
タバコや飲料水、新聞、ガム、アイスクリーム……と聞いて、何が頭に浮かびますか?古いところだと、お酒にカップラーメン、乾電池、エロ本や明るい家族計画なんてものもありました。ここまで挙げれば、「自動販売機」だとピンとくる人も多いのではないでしょうか。

韓国発!心を満たす自販機とは・・・

日本では、1888年に発明されたタバコの自動販売機が最初とされており、その後20世紀に増加を続け、ピークを迎えた2000年には国内設置台数が約560万台でまで上りました。その後は減少傾向にありますが、それでも2013年末には約509万台の普及台数が報告されています。(一般社団法人 日本自動販売機工業会)

それ以降様々な自動販売機が開発され、ひと昔前には、おでんやラーメン缶が話題になりましたし、最近ではスナック菓子や文庫本、卵や野菜の自動販売機などが登場。当サイトでは以前、イタリア発ピザの自動販売機もご紹介しました。(【腹ペコさん必見】レッツ自動販売機!生地から作る全自動のピザがスゴイ!

自動販売機は食品や嗜好品、いずれにせよ代金と引き換えに「カタチあるもの」が出てくる“箱”です。しかし今韓国で話題になっているのは、カウンセリングという本来目には見えず、手でも触れられないものが出てくる“箱”。その名も「心の薬局」です。(1:13あたりから)

今春、ソウル市の市庁舎に設置された自動販売機「心の薬局」は、現代人の疲れやしんどい日々の生活に少しでも癒しを……との狙いで作ったもので、500ウォン(約50円)を投入し、ボタンを押すと、小さなボックスが出てきます。

ボックスは、「月曜病末期」「緊張不安症候群」「現実逃避症」「意欲喪失症」「習慣性慢性疲労」「有害性スマートフォン中毒」「一人ぼっちウィルス」「お先真っ暗症」などなど、いかにも現代人らしい20種類もの心の症状ごとに分かれており、中身も疲労回復剤や詩、“ヒーリング散歩道”と名づけられた市内のおすすめマップ、など、症状によって様々です。

就職活動中で面接がうまくいかなかったと立ち寄った女性には、『クソくらえ』と書かれた飴が処方され、

10出典:YouTube

コミュニケーションが必要だと相談した女性には、逆に『しゃべるな』との言葉が処方されました。

10出典:YouTube

お目見えしてから、一日平均約150人もの人が処方を受けているといい、今後2号機、3号機も検討中。500ウォンという手頃な価格のおかげか、自分のためだけでなく、家族や友人、知人にと複数求める利用者もいるそうです。

医学や専門知識とは違う方向から、クスッとさせる笑いや、小さな感動、癒しを処方し、疲れた心に少しの余裕と、明日への活力をもたらしてくれる自動販売機。日本にもできたらいいのに。

(阿部真奈美)

image by YouTube

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dora 編集部
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