『ドミノ倒し』という遊び、テレビで芸能人などがチャレンジしてるのを見かけた事があるという方も多いと思います。何人かで協力して、床にたくさんのドミノ牌(正方形を2つ繋げた形でそれぞれの正方形の片面にはサイコロのように目が描かれている牌)を並べて最後にそれを倒すわけですが
・並べるのに尋常ではない労力と時間とが必要
・画面から伝わる並べる人の集中力と緊張感
・同じ作業をする中で強まるチームの結束
・一人の一瞬のミスにより並べたドミノが倒れて、それまでの苦労が水の泡となるハプニング性
・最後にドミノを倒すというゴールが明確にあり、その結果で一喜一憂できる
といった要素からドラマチックな映像になるので、ついつい見入ってしまいます。
*最近もおーい!ひろいき村という番組でタレント達が協力してドミノを並べて最後に倒す企画が行われてました。
並べて倒す『ドミノ倒し』は時代と共に進化を遂げています。まずご覧頂きたいのはドミノ牌ではなく『iPhone』1万台を使ったドミノ倒しです。
次々と『iPhone』が倒れていく模様は圧巻の一言!
合計すると何百万人分の電話番号・メールアドレスがメモリーされ、ものすごい情報量が詰まった『iPhone』達。アップル社の知恵と叡智の結晶とも言える世界を席巻したスマートフォンという最新の通信機器もこの場合はただの並べて倒されるだけのモノとして扱われています。
続いてピタゴラスイッチもビックリ!ボールやトランプ、木の板や箱を組み合わせた装置や

*左のドミノに押されたボールは木の板に反射しながら右に見えるドミノに!?
更には転がるガムテープがドミノ牌とドミノ牌のたすきを繋ぐ

出典:YouTube
超絶技巧!トリッキー過ぎるドミノ倒しの映像をご覧ください。
もはや並べて倒すために、そしてその連鎖を繋ぐためにありとあらゆるものが利用されうるのです。
そもそもドミノの牌はトランプ同様にその数字を使ったゲームで遊ぶための道具なのに、なぜか日本では並べて倒すために使うモノという認識のされ方が一般的になっています。
ゲームで使用して遊ぶ本来の使い方を知ってる人よりも、ドミノ牌=“並べて倒すもの”というイメージの人の方が圧倒的に多いというある意味おかしな現象が起きています。
そんなドミノ牌のように、あなたの身の回りにあるいろんなモノも実は全然違う使い方、違う目的に使えるはず!
常識に囚われず発想を転換することが新たな発明・発見への近道かもしれません。
(ことり)