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困っている人をみかけたとき、あなたならどんな行動にでますか。たとえば雪の降る日、寒さに震えるひとりの少年が目の前に現れたとしたら。
ノルウェーではそんな社会実験が行われました。

両手を合わせ寒さに凍えている子ども。
スクリーンショット (182)

出典:YouTube

偶然そこに居合わせた人たちは、最初、距離をあけて様子をみているものの、自分の着ているコートを脱いで着せてあげます。
スクリーンショット (180)

出典:YouTube

困ったときはお互いさま。日本にもそんな素敵な言葉がありますね。
人助けは心理学で「援助行動」と呼ばれています。

困っている人をみたら居ても立ってもいられず手を差し伸べる。人助けは一見、衝動的な行動のようにも見えますが、心理学の観点からみると、案外そうともいえないみたいなのです。

援助行動は、自分と相手との関係が一対一であれば引き起こされやすいという研究結果が報告されています。反対に、相手が複数や大勢であった場合は、行動を起こす率が下がってしまうというのです。このことから、援助行動の動機には、「相手への共感度」がベースとなっていることが分かります。

また、助けを求めている人に対し、援助する側の人が自分以外にたくさんいると、「誰かがやってくれるだろう」という心理が芽生え、何もしないただの傍観者になってしまう傾向があります。
路上で何か困ったことが起きた場合、都会だとその場に居合わせる人が多く、傍観者効果が現れやすいのかもしれません。「都会は人が冷たく田舎は温かい」という認識が生まれたのも、ここに理由があったのだと考えられます。
無意識に縛られることなく、目の前の困っている人を助けられるようになりたいものですね。

(内野チエ)

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内野チエ
ライター。 Webコンテンツ制作会社を経て、フリーに。教育、子育て、ライフスタイル、ビジネス、旅行など、ジャンルを問わず執筆中。高校の3年間で1000本以上の映画を鑑賞、ときには原作と比較しながら楽しむ無類の映画好き。