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みなさん【仏師】という職業をご存知ですか?
その名の通り仏像を制作する人たちのことで、『運慶』『快慶』という名前を歴史の授業で習った記憶がある方も多いと思います。千数百年もの歴史がある技術を師匠から弟子へと伝え続け、今もなお受け継がれています。個人的にそういった技法などは“門外不出”的なイメージでいたのですが、関侊雲さんという仏師のところでは制作依頼や修復依頼に応えるだけではなく、貴重な技を次世代の人に余すことなく伝えていかなければならないという思いから(出典:関侊雲仏所オフィシャルサイト)仏像彫刻や木彫刻の教室を開いたり、内弟子さんの紹介映像や彫刻刀で仏像を彫る様子をYouTubeにあげたりして、そのPR活動も積極的に行っています。

そんな一貫と捉えたのか単にオファーがあったから引き受けたのか事情はわかりませんが、歴史と伝統を受け継ぐこちらの【仏師】が年末の人気バラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP 絶対に笑ってはいけない大脱獄24時』にある彫刻を提供しました。それがこちらです。
CUCURACTION彫刻①

 出典:YouTube
CUCURACTION彫刻②
 出典:YouTube

強烈なインパクト!!これを見て『笑ってはいけない』と言われても「いや、無理でしょ!こんなん笑うわ!!」って出来栄えです。
*実際オンエアでも[ガキの使い]メンバーは笑いを堪えきれず(罰として)何度も尻を叩かれてました。
番組制作サイドから見れば“笑い”を生むための1アイテムに過ぎないこの彫刻ですが、千数百年の歴史と伝統を受け継ぐ(そして“笑い”とは縁遠いように思われる)仏師の目線で、どのように彫刻が作られたのかその制作過程を追ってみました。

まず粘土で原型を制作して
CUCURACTION彫刻③

 出典:YouTube

原型と照らし合わせながらカボチャを彫刻刀で彫っていき
CUCURACTION彫刻④

 出典:YouTube

カボチャという日持ちのしない素材を使用するため24時間で4面を制作し完成させて、収録日当日の朝に納入したそうです。
CUCURACTION彫刻⑤その2

 出典:YouTube

それでは、制作過程の映像をじっくりご覧ください。

仏師は今回カボチャという日持ちのしない素材、そして普段とは違うものを彫るために制作時間24時間の中でアイデアを練って技術を注ぎ込み、『笑ってはいけない』のスタッフは収録時間24時間の中でどう効果的にカボチャ彫刻を使って“笑い”に繋げるかを真剣に考えるという、同じカボチャに対して同じ24時間の中全く異なるアプローチでそれぞれがプロフェッショナルな仕事をして、結果このような面白くそして素敵な新しい芸術作品が生まれたわけですね。

しかしこの浜ちゃんカボチャ、何度も見てると夢に出てきそうな気がします。

(ことり)

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ことり
日本全国を彷徨う旅人。温泉に入ったり、美味しいものを食べたり、美しい景色を眺めたりするるのが至福の時。それでいてテレビ好き、芸能好きなアウトドア派かインドア派か自分でわからない人です。