3-4mの青竹を持った若者たちが激しく打ち合う秋田県の「六郷の竹打ち」をはじめ、今年もまた様々なお祭りが始まります。ふんどし姿の男達が、夜を徹して袋の争奪戦をくり広げる岩手県の奇祭「黒石寺蘇民祭」、悪口を言い合い、天狗に邪魔されながらお供え物を奪い合う茨城県の奇祭「悪態まつり」など、日本には奇祭がたくさん。

しかし、海外の奇祭もまた凄いものがあります。今回は目からうろこのペルーの奇祭を紹介しましょう。ペルーの喧嘩祭り「タカナクイ」は、一年の終わりにわだかまりのある友人や親戚をコテンパに殴り倒し、また逆に殴られ、気分よく新年を迎えようといったもの。

実際にわだかまりある相手を選ぶといったタカナクイ。恋愛関係のもつれや仕事でのいざこざ、また、家族間でのトラブルを起こした相手を1人選び、1対1で喧嘩をするのです。自分をふった彼女の新しい彼氏や、仕事場の上司であっても、この日ばかりは対戦相手に選んで良いのです。

基本的なルールは、パンチやキックが認められており、噛み付くなどの行為は反則とされています。反則行為にはムチを持った審判からのおとがめも。どちらか先に倒れた方が負けとなります。あと、もう一つ大切なルールがあり、この喧嘩はハグで始まり、ハグで終わるのです。このハグがあるからこそ、戦いの後にわだかまりが拭い去られ、気持よく新年を迎えることができるのです。

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出典:YouTube
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面と向かって相手に文句を伝えることは誰もが苦手とするところ。その分、インターネットの掲示板やSNSでの書き込みで発奮している人も増えたことでしょう。しかし、相手とのわだかまりが消えない以上、その憎しみは蓄積する一方です。

ここは一つ、「逆転の発想」で、嫌いな相手を明確にし、殴りあってはいかがでしょう。タカナクイの当事者同士は、拳を交えることでわだかまりを拭い去り、戦いの後には当人同士で酒を飲むこともあるようです。

やられたら、やり返す。倍返しだ。でも、ハグも忘れずに。

 

(屯田兵)

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